留学コンプレックスは留学で治ったのか?

ふと、留学を決意したときに書いた記事を思い出した。

私は留学に対して憧れや求めるものが大きすぎてなかなか踏み出せない、というのをずっと抱えていて、それをえいやっと去年の8月に乗り越えてデンマークに行くことができた。

この記事でも書いてるとおり、本当に思ったようには行かない、だれも予想していなかったような1年になった。

まさか世界中がパンデミックに襲われ、1年のうち3ヶ月も学校が閉まるなんて、ねぇ。笑


それはそれとして、私の持っていた留学コンプレックスについて。

自分は人とは違う、と思いたい自意識はあるけど、だからめっちゃ勉強するぞ〜という勤勉さは全く持っていない私。

フォルケホイスコーレではこの性格が上手く作用したかなと思う。
学校のコンセプトが机でガリガリやるような勉強ではなく、自分や他人を知り、議論し、あそび、とにかく可能性を広げるような場だったので、楽しみながらかなり色々なことに挑戦した。

未来のことはわからんけどでっかい夢なら持ってる!みたいな友達に囲まれ、どうにでもなるや〜と思ったり一方で進路に悩んで憂鬱になったり。

自分、他の留学生よりはマシな英語できてるからきっと彼らより楽しめてるはず!と思った次の瞬間、言葉関係なく人懐っこくデンマーク人と遊んでる友達をみて、そういうことでもないかと悟ったり。

冬のことはやっぱり嫌いだし夜はさらに長いけど、サウナの後のキンキンの外気浴はサイコーって気付いたり。

なんというか、自分の中で「留学」の良し悪しを最終的な結果で捉えてたけど、その本質って現地で経験することのひとつひとつにあるんだな、とかなり当たり前なことを思った。これが大学とかだともうちょっと変わるとは思うけどね。

そして、留学や海外生活って、まじで自分でよくよく見ようとしないと全然世界広がらないまま生活するの簡単だな、とも。

それがたった1年の滞在ならなおさら、人と話すことや小さな物事の背景を考えることを意識しないと「なんだろ〜」「たぶん〜だと思う」で済んじゃうんだよね。(自戒も込めて)

留学行けばなにか変わるでしょ
→いるだけじゃ変わらんかもしれん
→経験/知識を意識して狩りにいかなきゃ
→結局スキルよりコミュ力と行動力なん???

という最後の気付きに到達したぐらいでコロナが来てしまい、モチベーションがふわふわのまま駆け抜けてしまったのが後悔。

とくに私はデザインをほんのりやったことがある且つ他の日本人よりは英語の苦労もしていなかったので、若干斜に構えていたというか落ち着いて行こうぜという感じになっており、もっといけたな〜と今になって思います。

結局、留学コンプレックスは治ったのか?

とてもとても貴重で楽しい経験ができたし、幸いにも点数で評価されない世界だったので大部分は治癒された気がする。

もう身の回りで留学行く人がいても、卑屈になったりせず素直に応援できると思う。笑

ただ、受け身で人見知りな自分を痛いほど見て、そちらのコンプレックスはやや強化されたような...荒療治できると思ったんですが...笑


ともかく、無事に1年デンマークで生活できてよかった〜!
ここまで温存してた私、決断した私、向こうで頑張った私、ありがとう!



2019年夏からの留学資金として、応援をお願い致します〜〜がんばるので〜〜〜