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おやこの絆を強くする濃厚な時間

5年前,0歳の娘とおやこ保育園に入園した!


生まれ月の関係で,新年度入園のタイミングが,まだ生後3か月

首も座っていない,離乳食もまだ先という小さな小さなふにゃふにゃの状態で地元の保育園に通い始めていた

ミルク寄りの混合授乳で,悩みようがなかった兄と違い,7学年ぶりの母乳再開に最初こそ苦労したとはいえ,調子よく母乳寄りですくすくムチムチ育っていて喜んでいたことが反面,保育園の哺乳瓶を受け付けない事態にみなが慌てるほどだった(特別に自宅と同じタイプの哺乳瓶を用意してもらって,飲めるようになった)

ヒヤヒヤしながらのひよこ組最年少のはじまりで,もちろん仕事も再開していたのだけど,どうしても親子の時間を補充したくて,文字通りおやこ保育園がそれを叶えてくれるだろうと期待して,募集告知を発見しては早々に入園申込をしたことを覚えている

正直,思いついたら勢いで行動するところがあったゆえに,おやこ保育園が何なのか,という予習が足りなかったと思う

親子で一緒に過ごす時間,程度の感覚だった

当時は巣鴨に会場があって,関東近辺から10組の親子が集まっていた

濃厚に素敵な出会いが待っているなんて,全く想像していなかった

いろいろな親子活動に参加して,当たり障りのない自己紹介の形もよくお見かけするけども,おやこ保育園は,自分をごまかすことを許さないプログラムで深く自然に自分をさらけ出し,自分らしさが丸見えの状態で,仲良くなっていく

5月から9月の半年足らずの登園期間,全10回ほどのプログラム,1回につき,10時~13時の3時間,間にお散歩がてらお昼の時間もある

何もかもゆるくてあったかい

ほぼ皆勤賞の参加を果たすことができたのは奇跡だったろう

たいていは,やむなく病欠せざるを得ないこともあるのが幼い子がいる家庭の宿命だ

0歳で意外に免疫があるうちだったのもよかったかもしれない

地元の保育園を休んで,抱っこで母に連れられていく

電車での過ごし方も工夫を重ねて慣れていく

時間と費用と労力を考えても,そこに集うことの価値が言葉にできないほどそこにある

リフレッシュの時間くらいのつもりで参加し,合間に仕事のやりとりもあったように記憶するも,13時以降も「ほうかご」と称して,さらに仲良くなる時間を楽しむ

卒園式の頃は,たった数か月しか過ごしていないのにずいぶんと成長したことを感じ取る

0歳の子は,ねんねから,お座り,はいはい,つかまり立ちへと一目瞭然の成長を果たす

みんなが家族のようなあたたかい一体感に包まれて,涙もあふれながら,孤立しがちと言われがちな子育てから脱していることが明白になる

大人になっても,親になっても,友だちづくりってできるのだ,という発見

すでに小学生もいて親歴としては少し先行していたかもしれない私にとっても,改めて親としての育ちなおしの機会となって,同志たちが紡ぐ言葉からの学びがひとつひとつ刺さるのだった

あの時間があったことで,仕事と両立する怒涛の乳児期でも気を留めて,成長の過程を記憶に刻むことができたと思う

娘には記憶にない時間だろうけど,あの時間親子で感じた歴史が失われるわけではない

あれから,すっかり髪の毛が入って別人化したと言われるようになったのも,周りの愛情あふれる眼差しあってのこと

一緒に成長を見てくれる目が多いことがどれだけ心強いか,育児の喜びがそこにある

存分に味わったおやこ保育園をサポートするおやこパートナーをやってみたいという想いは早々にあった

第三子を出産し,地元の保育園に通えるようになって,手が離れたタイミングで,縁あって卒園生がおやこパートナーになれることを知って,素直にやってみたいと思いついていた

しかし,年子のような幼児育児の中で病児リレーが続き,なかなか叶わなかった・・・結局1年待ったように思う

第三子と同級生になる子たちが多いグループに携わり,わが子を託児する時間,よその子を見ることで,結局わが子への思いが募っていった

娘と参加したときの懐かしさを噛みしめるとともに,もう一度親子の時間を刻みたいと決意すると早々に申込を受付てもらった

その頃の思い出は,あえてつぶやきの形で記録している

詳細なレポの形にはめてしまうのがもったいないくらい,豊かさが満ちる時間

その時間感じたことが全てであり,記録に残すことが到底難しいほどに奇跡の連続なのである

新しく出会う同志も,またさまざまな場で活躍している面白い方々ばかり

最初に0歳児と入園した前回と違って,今回は2歳の最年長児との入園で,違った角度で面白い場面を見せてくれて,さらに,母歴を重ねている自分の中の成長にも触れあう時間となった

連れてきている子どもは第三子ひとりなのに,想いは自ずと3児分にあふれていく

皆勤賞を果たしたあとの次の期も再びおやこパートナーとして重ねて参加したことで,前後を通じてこんなにもフルコースでおやこ保育園で学び尽くすことはなかなかないだろうというくらいにどっぷりはまった

そんなおやこ保育園が,今新しくなる

既存の形を「閉園」という決断をして,今度は,オンライン,しかも無償という方法でより多くの親子に届けられるように産まれかわるという

無償になると聞いて震えた

いろいろな考え方があると思う

恩送り方式による持続可能性も想定しているようだけど

広く届けたい反面,どんなカオスになってしまうやら,それでもその冒険をワクワク楽しもうとしているという

このチャレンジを応援したい

親教育・共同養育支援,カウンセリングにコンサルタント,コーチング・・・いろいろなサポートの形があるだろう

でも,おやこ保育園には敵わないと思う

おやこ保育園の理念があらゆる親子に届いたとき,それは私が取り組んでいる日本を変えて親子を泣かせない社会を実現することに直結すると思う

おやこ保育園に参加するのはママと乳幼児,というパターンが中心になるけども,パパが同席したこともあったし,おやこパートナーになれば,職種問わず参加して,おやこの成長に立ち会うことで喜びのわかちあいが叶うことがある

そうした活動に触れることで学びになることもある

何となくスッキリし,モヤモヤが消化して,心がほっこりあったまる

そういう経験を通じて,不意に降りてくることばに出会い,また新しい視点に出会い世界が広がっていく

クラウドファンディングの挑戦がまだまだ続いているというので,多くの人に知ってもらいたい

#子どもの命と心と未来を守る

それに通じる場所だと思う

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