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おとなの研究

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現場で働いているフツウのおとなが研究を始めたらどうなるでしょうか。何か意味のあることができるかもしれません。
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2023年12月の記事一覧

【おとなの研究】(6)自分の現場の問題が限定された工夫にとどまるか、社会に還元できる研究になるかの分岐点

2023年12月23日(土) 前回は、自分の現場の中で、問題だと感じているこの問題は、一体どういう問題なのかということを考え、観察していくことによって「What型の研究」を始めることができるということを書きました。 さて、このように現場の中で問題だと感じたことに目をつけることで研究がスタートします。そうすると、「え? 自分の現場の問題を取り上げることで、それを "研究" と呼んでいいのですか?」と考える人がいるでしょう。つまり、自分の現場の問題は、そこそこ特殊なものであっ

【おとなの研究】(5)今自分が問題だと感じているこの問題は、一体どういう問題なのかということを考え、観察していく

2023年12月16日(土) 前回は、研究の視点を持つと、日々現場で起こっている悩みごとや困ったことが研究のネタとして見えてくるということを書きました。 そうしたら、現場で起きている現象をよく「観察」することです。自分の「こうあるべきだ」という思い込みをできるだけ少なくして、現場の問題を「ありのまま」にラボノートに記録していくことが大事です。

【おとなの研究】(4)研究の視点を持つと現場で頭を悩ませるすべてのことが研究のネタとして見えてくる

2023年12月9日(土) 前回は、「ラボノートを用意しよう」と題して、一冊のノートを用意して、そこに自分の研究トピックに関することをすべて時系列順に記録していこうということを書きました。

【おとなの研究】(3)ラボノートを用意しよう

2023年12月2日(土) 前回は、「まず Google Scholar で先人の研究を探す」と題して、単なる「思いつき」を研究トピックにするために、先人たちがどのような研究をしていたかをリサーチすることがスタートになるということを書きました。 今回は「ラボノートを用意しよう」ということを書きたいと思います。