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おとなの研究

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現場で働いているフツウのおとなが研究を始めたらどうなるでしょうか。何か意味のあることができるかもしれません。
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2024年1月の記事一覧

【おとなの研究】(10)研究論文を読むのは本を読むよりも簡単

2024年1月27日(土) 前回は、現場で問題を発見して「自分だけが気づいている」という楽しさを一瞬でも味わったら、先行研究の調査に移ろうということを書きました。先行研究の調査は Google Scholar で検索して、関係のありそうな論文を読むところから始めるといいでしょう。

【おとなの研究】(9)「自分だけが気づいている」という楽しさを一瞬でも味わったら、先行研究の調査に移る

2024年1月20日(土) 前回は、現場/現象をよく観察することによって、そこで働いている重要な要因/変数を見つけることでWhat型の研究がスタートすることを書きました。興味をひくような現場/現象に名前をつけるとそれが研究のトピックになります。

【おとなの研究】(8)キーワードの概念を明確にする

2024年1月13日(土) 前回は、現場をよく観察することによって、そこで起こっている問題の裏側で働いている要因が透けて見えてくることを書きました。それらの要因には、こちら側がコントロールできるものも、できないものもあります。これらすべてのものをまとめて「要因(factor)」あるいは「変数(variable)」と呼びます。 このように、研究の目を持つための最初の一歩は、現場や現象を観察して、そこから働いている「要因/変数」はなんだろうかという視点を持つことです。

【おとなの研究】(7)現場の観察から要因/変数を見つけだすのがWhat型の研究の第一歩

2024年1月6日(土) 前回は、自分の現場の中で「この問題は何なのか」という意識を持つことで「What型の研究」をスタートさせ、それを一般化しようとすると「法則定立的」な研究に、その一回性の中の構造を見ようとすると「個性記述的」な研究に進むということを書きました。もちろんこの両者の視点を持って研究を進めることもできます。