マガジンのカバー画像

ちはるのファーストコンタクト(2017年)

345
2017年に書かれたマガジン「ちはるのファーストコンタクト」の記事をすべて収録しました。300本以上あります。
¥3,000
運営しているクリエイター

#アンケート調査

【連載】アンケート調査の基礎(第8回)量的なデータ分析

金曜日は「オトナの研究」のサブテーマとして「アンケート調査の基礎」の連載をしています。 頻度(回数)や度数(人数)、また「1=そう思わない」から「5=そう思う」のような尺度では、データは数字で得られます。このようなデータを量的データと呼びます。一方、自由記述で得られた文章やインタビューで得られた語りは数字では表せません。このようなデータを質的データと呼びます。 今回は量的なデータ分析の方法について説明します。 量的なデータが手に入ったら、まずやるのは基本統計量の計算です

有料
100

【連載】アンケート調査の基礎(第7回)フェイスシートと回答の種類

金曜日は「オトナの研究」のサブテーマとして「アンケート調査の基礎」の連載をしています。 フェイスシートではまず、回答者の基本的な属性を聞きます。性別や年齢などです。そのほかに、調査目的からみて重要だと思われる要因についてもここで聞いておきます。たとえば学生生活の満足度を明らかにしたい調査であれば、それに影響しそうな要因である、通学時間、自宅か下宿か、所属しているサークルとその種類などです。 フェイスシートやメインの質問項目群においては、いくつかの種類の回答の仕方があります

有料
100

【連載】アンケート調査の基礎(第5回)アンケートの基本的な構成要素

金曜日は「オトナの研究」のサブテーマとして「アンケート調査の基礎」の連載をしています。アンケート調査は、重要な研究手法のひとつだからです。 前回は、アンケート実施の時期と回数を取り上げました。アンケート実施の時期と回数については、その目的によって、(1) 1回限りのアンケートで済む場合、(2) 事前と事後の2回とる場合、(3) かなりの期間を過ぎて新奇性効果が薄れた頃に行うフォローアップ調査を行う場合があります。 今回は、アンケートの基本的な構成について説明します。 ア

有料
100

【連載】アンケート調査の基礎(第4回)アンケート調査の目的によって実施の時期と回数を決める。

金曜日は「オトナの研究」のサブテーマとして「アンケート調査の基礎」の連載をしています。アンケート調査は、重要な研究手法のひとつだからです。 前回は、アンケートの目的を取り上げました。アンケートの目的は大きく分けて次の3つがあります。 (1) 実態を知る (2) 検証する (3) 改善する 今回は、アンケート実施の時期と回数について目的と照らし合わせて考えてみましょう。 まず、実態を知るという目的のためには、1回限りのアンケートで済む場合があります。学生生活調査などはこ

有料
100

【連載】アンケート調査の基礎(第3回)アンケート調査の目的には「実態を知る、検証する、改善する」の3つがあります。

金曜日は「オトナの研究」のサブテーマとして「アンケート調査の基礎」の連載をしています。アンケート調査は、重要な研究手法のひとつだからです。 前回は意味のあるアンケート調査をするためのポイントとして次の3点を挙げました。 ・アンケートの目的を明確にすること ・目的にあった質問を考えてアンケートを設計すること ・目的と質問にあった分析方法を使って分析すること まず、アンケートの目的を決めましょう。アンケートの目的は大きく分けて次の3つがあります。 (1) 実態を知る (2)

有料
100

【連載】アンケート調査の基礎(第1回)意味のあるアンケート調査をするために。

金曜日は「オトナの研究」のテーマで連載しています。フツウの大人が「研究」のようなことを始めると、オトナの人生は楽しく、意味のあるものになるかもしれません。そんなオトナの研究を始めるための連載です。ここで「オトナの研究」のサブテーマとして「アンケート調査の基礎」の連載をしばらく進めたいと思います。アンケート調査は、研究手法として重要なひとつだからです。 先日、早稲田大学アカデミックソリューションの企画で、「アンケート設計の基礎」という4時間のセミナーを開きました。各地から大学

有料
100