3-コラム用

書くのが大変なのは、まず「何について書くか」を決めなければいけないからだ。

水曜日はフリーテーマで書いています。

もう20年ほどブログを書き続けてきました。現在のブログは”KogoLab Research & Review”です。その一方で、2017年からはnoteというサービスを使って記事を書き始めました。

2つの場所で文章を書き続けるのはちょっと大変かなという不安はありましたが、現在のところうまくいっています。うまくバランスが取れているようです。

ブログとnoteの違いは、時系列イベントがきっかけになって書くか、構造化されたトピックがきっかけになって書くかということにあります。

ブログの記事は、ある時点で起こった出来事がきっかけとなって書かれます。たとえば、入学式があったとか、どこかに旅行したとか、誰かと話したなどのイベントです。イベントをきっかけにして書かれたブログ記事の中にも、特定のトピック「○○について考えたこと」が入ってきます。それはタグやキーワードを入れておいて、あとで検索できるようにします。

一方noteの記事は、特定のテーマやトピックを決めて、日時とは関係なく書くことができます。そうした記事を集めて構造化することができます。それがマガジンという形式です。ですからマガジンの記事を書いていると、ときに本を書いているような気持ちになってくることがあります。これは特定のトピックについて集中的に書いているからでしょう。

トピックを決めて書くとはいっても、何らかのトリガー(きっかけ)が必要です。私の場合は、トリガーを「曜日」にしました。これはちょっとした発見でした。たとえば、「月曜日はアドラー心理学について書く」と決めるのですね。そうすると何について書くかという決断がいりません。月曜日は「自動的に」アドラー心理学について書くと決めたのですから。あとはアドラー心理学の何について書くかを考えるだけでいいのです。

この方式を発明してからは、noteで書くのがすごく楽になりました。ああそうか、書くのが大変なのは、まず「何について書くか」を決めなければいけないからなんだということがわかったのです。

マガジン「ちはるのファーストコンタクト」をお読みいただきありがとうございます。このマガジンは毎日更新(出張時除く)の月額課金(500円)マガジンです。テーマは曜日により「アドラー心理学/教えること/研究すること/お勧めの本/注目の記事/お題拝借」などで書いています。ご購読いただければ嬉しいです。

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