1-アドラー19

【アドラー心理学の実践】#18 まとめ(前半)

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。10月4日(木)から始まった早稲田大学エクステンションセンター中野校での「アドラー心理学実践講座」(全8回)が終了しました。この連載では、この講座の内容をお伝えしています。講座に参加できなかった方にも、その雰囲気が伝わればいいなと思っています。

いよいよ最終回となりました。アドラー心理学とは何かということをまとめておきましょう。

アドラー心理学は、人が生きるとはどういうことなのかについての1つのモデルを提供しています。もしそれを受け入れるなら良く生きるための方向性を見いだすことができるでしょう。もちろん良く生きるための方法は無数にありますので、アドラー心理学の考え方は1つの選択肢にすぎません。あなたがそれを便利だと思えば、それを使えばいいのです。

アドラー心理学の中心概念は「劣等感、ライフスタイル、共同体感覚」の3つです。人は生まれてから死ぬまでずっと不完全な存在です。しかしこのようになりたいという自己理想は常に持っています。その落差が劣等感として感じられます。しかしそれはネガティブなものではなく、成長しよう、進歩しようという原動力として働きます。

ここから先は

295字 / 1画像
この記事のみ ¥ 100

ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。