話す技術

【連載】みんなの前で話す技術(第4回):15分話したら別の活動を入れる

(金曜日は「みんなの前で話す技術」講座を連載しています)

前回は、15分の話を一区切りとすると良いことを言いました。それくらいの長さであれば、聞き手は集中力を維持することができるからです。20分を超えると、どんなに面白い話でも集中力が切れて、飽きてきます。

では15分でひとまとまりの話をしたとして、次は何をするのか。人の話を聞くという活動が別の活動に変わればなんでもOKです。たとえば、ここで一息入れて「質問カード」に質問を書いてもらうのはどうでしょう。手を挙げて質問するのはなかなかできませんが、話を聞いて疑問に思ったことを書き留めるのは気軽にすることができます。

私の講演では、始まる前にA6判(A4判の1/4)の大きさの質問カードを参加者に配布しておきます。いつでもこのカードに質問を書いてもらっておいて、休憩時間に回収して、休憩明けに回答するというシステムです。このシステムの良いところは、たくさん質問が出てくることです。質問を受けるのに挙手してもらうと、なかなか手を挙げてくれる人がいなくて気まずい雰囲気になることがあります。しかし、質問カードを使うと、本当にたくさん質問を書いてくれます。

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