2-教える技術19

【学びの場】13 オンラインディスカッションをレポートを書く材料として位置づける効果

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらく「学びの場とその設計」という話題で書いています。

前回は、オンラインディスカッションの方法について考えてみました。オンラインディスカッションのやりにくさの原因は、何について書くのか、誰に向けて書くのか、何が最終的な目標なのか、ということが明示されていないことにあります。ですので、これらについて明確にしておくことがオンラインディスカッションを意味のある学習活動にするために必要です。

前回提示した1つのアイデアは、ディスカッションすることそのものを最終ゴールにするのではなくて、ディスカッションを経たあとでレポートを書くことを最終ゴールにするといいのではないかということでした。他者と議論することは、議論そのものが目的なのではなく、その議論の内容を吟味して最終的に自分で書くレポートのためであるというように位置づけを変えるのです。

ここから先は

684字
この記事のみ ¥ 100

ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。