2-教える技術ヘッダ

ちはる式グループワークの方法とメリット。

火曜日は「教えること/学ぶこと」のトピックで書いています。ここしばらくは、授業や研修の設計と実施について書いています。

前回は、本題に入る前に事前テストをやっておくと良いことを書きました。事前テストを実施すると、(1) コース内容の予告になる (2) 講義を聞くだけのコースではないことを示す (3) 参加者の既有知識や信念などの再確認になる というような効果があります。

さてコースの本題に入っていくと、途中でグループワークを入れたくなります。私が使っているグループワークの標準的な方法は以下のようなものです。

(1) グループは5±1人(4〜6人)で編成する
(2) お題(テーマ)を提示する
(3) 各自がポストイットに考えをメモする(1分)
(4) じゃんけんで一番勝った人から自分の意見を発表する(1人1分)

この形式でグループワークを行うと、4人の場合、最短で5分間で終了します。実際には、お題の提示やじゃんけんの時間などがありますので、7分前後で完結します。これくらいの時間で終わるのであれば、この形式のグループワークを自分のプログラムの中に気軽に入れることができるでしょう。

ここから先は

859字
この記事のみ ¥ 100

ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。