2019まとめ

【経験と感じ】2019年好評だった記事:熊本大学の鈴木克明先生との対談セミナー/「集まり散じて人は変われど」/Adler UniversityのMarina Bluvshteinとの出会い

土曜日は最近の出来事の経験とその感じを書いています。2019年の最終週は、この年に書いた記事をふりかえって、「いいね」がよくついた記事を全文再録しています。

【経験と感じ】熊本大学の鈴木克明先生との対談セミナー「インストラクショナルデザインとラーニングテクノロジー」

日本イーラーニングコンソーシアムの主催で「New Year Meeting 2019」で登壇しました。熊本大学の鈴木克明先生との対談セミナーを「インストラクショナルデザインとラーニングテクノロジー」というテーマで実施しました。

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2人が15分ずつの短いプレゼンをしたあとは、参加者からの質問を受けて自由に話をするというスタイルでした。とても楽しく話ができました。

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仲が良さそうですね。実際、私は克明さんにいつでも恩義を感じています。その昔話もセミナーの中で少ししました。

克明さんがアメリカでインストラクショナルデザインの博士を取得して日本に戻ってきたとき、たまたま赤堀先生が主催するプロジェクトで一緒になりました。その出会いで、私はインストラクショナルデザインという考え方に触れて、次の時代はこれだ!ということを直観しました。それが現在までの「教える技術」の研究につながっているのです。

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そんな話を交えながらあっという間に対談セミナーは終わりました。聞いてくださった皆様、どうもありがとうございました。

【経験と感じ】「集まり散じて人は変われど」

卒業式が終わると、ほどなくして入学式のシーズンです。この切り替えが教員を何年していてもなかなか慣れません。早稲田大学の校歌に「集まり散じて人は変われど」という一節があります。ここを歌うときにいつもそれを感じます。

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下関に卒業旅行に行ったときに、ゼミ生からもらった多肉植物の花も開きました。あのときはまだ蕾でした。

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大学院では、修士課程1人と博士課程3人のフレッシュメンバーを歓迎しました。修士号を取得するのも、博士号を取得するのも大変な努力を伴うことです。でも、そのゴールを自分で設定したからには、がんばっていきましょう。

【経験と感じ】Adler UniversityのMarina Bluvshteinとの出会い

水野さんと梶野さんからのお誘いで、3回目の来日で来ているアドラーユニバーシティのマリーナ夫妻と会食をしました。

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マリーナはとても素敵な人でした。この出会いに感謝です。3回目の来日だそうです。日本が気に入っているようでした。このあと、東京でアドラー心理学についての講演とワークショップがあります。今回は私は日程が合わずに参加はかないませんでした。

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夕食のあとは、梶野さんとコーヒーを飲みながらひととき話し込みました。お互いの方向性をシェアできたのでとてもよかったです。

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聞くところによると来たる3月には個人心理学会が立ち上がるそうです。個人心理学はアドラー心理学と同義です。すでに日本アドラー心理学会がありますので、アドラー心理学に関する学会が2つできることになります。両者は会員層も、指向性も違いますので、それでいいのかなとは思います。

日本には◯◯心理学会と名前のついた学会がたくさんあります。アメリカ心理学会(APA)のように1つの学会の下にたくさんの部門があるソサエティ制をとるのがいいのではないかと思ったりします(54部門があるのだからすごい)。

ともあれこれからのアドラー心理学の動きが楽しみです。

以下は月ごとのタイトル一覧です。


1月
・中野エクステンションセンターの「教える技術」講座が全6回で始まりました。
・研究発表会の季節でした。

2月
・第4回おとなの研究会を開きました。
・熊本大学の鈴木克明先生との対談セミナー「インストラクショナルデザインとラーニングテクノロジー」
・Adler UniversityのMarina Bluvshteinとの出会い
・卒業研究発表会と修士論文公開審査が終わりました。

3月
・エクステンション教える技術講座全6回が終了
・第2回エクステンション合宿@伊東を開きました
・卒業旅行が思い出になる理由
・群馬県立県民健康科学大学にてFD研修を実施しました。
・実務者の統計学研修を意味のあるものにするためには

4月
・「集まり散じて人は変われど」
・「初めはそっと始める」
・サイボウズLiveとはなんだったか〜その後継
・PUBG終了(個人的に)

5月
・放送大学沖縄学習センターにて面接授業「アドラー心理学の理論と実践」を実施しました。
・アドラー心理学入門講座は折り返し/アドラー流子育て講座がスタート/早稲田大学職員の3年目研修を実施
・鹿児島大学での教育工学研究会にて研究発表をしてきました。

6月
・『幸せな劣等感』の文章が遺愛女子中学校の国語の入試で使われた/自分の文章に自信を持つようになったきっかけ
・高知アドラー心理学研究会の主催でアドラー心理学の講演をしました。
・米子の夜
・サバティカル・イヤー/質問カードの数で熱意がわかる
・初めてのオーストラリア・シドニー

7月
・「教える技術」の講座を2本
・ライフスタイルワークショップ/企業の教育部門の担当者にインストラクショナルデザインのワークショップ
・第5回おとなの研究会
・授業の設計と人間的魅力との関係

8月
・人材開発とアドラー心理学/人材開発の領域での注目トピック
・エクステンションセンターの秋講座で「アドラー心理学実践講座」を開きます/2020年度の企画
・8月始まりのスケジュール帳に切り替えた
・軽井沢ゼミ合宿からの追分歩き
・「みなさんは教えることの専門職です。なんでも学校や教師が引き受けるのではなく、教えることの専門家として授業の中で実践し、腕を磨いていってください」

9月
・札幌医科大学にてFDワークショップ:医学系授業の独特の悩み
・ランディングページをWordpressからnoteにしてみた
・初めてのハワイに行ってきた

10月
・大学院ゼミがスタートしました
・中野エクステンションセンターでのアドラー実践講座が始まりました
・わざわざ各駅停車の新幹線に乗る理由とマインドワンダリング
・第36回日本アドラー心理学会総会に参加してきました。

11月
・「人材育成の基礎」と「対人援助職のための社会情動スキルトレーニング」のワークショップを開きました。
・エクステンション講座に宿題は鬼門なのかな。
・ワークとは何か。そのデザイン

12月
・意味のあるアンケートの作り方とデータ分析の研修
・ゼミの雰囲気は一番重要な要因かもしれない。

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