見出し画像

【本】クレイトン・クリステンセン他『ジョブ理論』:人々が片づけたいジョブとその状況を見つけだしてそれにフォーカスする

2023年5月3日(水)

水曜日は本の紹介をしています。今回は過去の記事を再録します。

2019年3月21日

今回は、クレイトン・クリステンセン他『ジョブ理論』(ハーパーコリンズ・ジャパン, 2017)を取り上げます。

要約

イノベーションを生むには正しい質問をしなければならない。それは人々がどのようなジョブ(用事、仕事)を片づけたいと思うときに、どのようなプロダクト(製品、サービス)を雇用するのか(あるいは別のものを雇用しないのか)という質問だ。これから自動車を少し長く運転しなければならない状況で、なぜミルクシェイクを買うのか。バナナでなく(すぐに食べ終えてしまう)、ベーグルでなく(パサパサする)、スニッカーズでない(甘すぎる)理由が明らかになれば、ミルクシェイクがなぜ雇用されたのかがわかる。

ここから先は

1,309字

ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。