3-書く技術

【書く技術】02 自動翻訳でうまく翻訳されるような文を書く

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。研究を含め、あらゆる活動のアウトプットをするための基礎スキル「書く技術」について書きます。4月18日(木)に技術評論社から出される『伝わる文章を書く技術』もご参照ください。

前回は、200字でひとまとまりのことを書けるようになることが最初のステップだといいました。これを「石」としてたとえると、伝わる文章を書くという仕事は、素材としての「石」を集める→石を置く順番を試行錯誤する→石と石をモルタルでつないでいく、という仕事になります。

まず、その「石」の作り方です。石は200字前後で作られた一段落の文章です。その文章はいくつかの文からなっています。「。」で終わっているものを「文」と呼びます。石の区切り、つまり、段落の区切りは話題が変わったら切るようにします。これを「ワンパラグラフ、ワントピックの原則」と呼びます。パラグラフとは段落のこと、トピックとは話題のことです。

上の石は160字くらいの一段落の文章です。7つの文からなっています。話題は、石の作り方を扱っています。こんなふうに石=段落を作っていきます。ポイントは、1つの話題について文を書いていくことです。話題が変わったなと思ったら新しい段落に移る印だと思ってください。

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