3-書く技術

【書く技術】03 5段落で1000字前後の「壁」を作る

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。研究を含め、あらゆる活動のアウトプットをするための基礎スキル「書く技術」について書きます。4月18日(木)に技術評論社から出される『伝わる文章を書く技術』もご参照ください。

前回は、なるべく文を短くするという「短文主義」を採用することを書きました。長い文は、読み手に記憶の負担をかけることになります。その結果として、読み直しが必要になったり、誤読が生じたりするという不都合が起こります。ですので、その文をなるべく短くする短文主義を徹底するのです。

ここまで、次のようなステップを踏みました。

・トピックを決める
・短文をいくつか作る
・200字前後で一段落を作る
・これが「石」になる

今回はこの「石」をどのようにして「壁」にするかという話です。「石(段落)」をいくつか並べてつなげることによって「壁(文章)」を作ります。「壁」の最も基本的なユニットは、「石」を5つ並べたパターンです。典型的には次のようなパターンです。

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