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描きたいものが描けない件について

こんにちは、宍戸です。
私は今1歳男児の育児をしながら会社員デザイナーとして働いています。
時短勤務を利用していて、勤務時間は9時半から16時まで。

来春には会社を辞めてフリーランスのテキスタイルデザイナー兼イラストレーターとして働きたいと思っていて、今年はその準備期間という心持ちで過ごしています。

1年間準備して、フリーランスになる。順当な決断に見えるけど

"フリーランスになる準備期間"
と言われたら、何を思い浮かべますか?

私が思い浮かべるのは、
・自分の作品をバリバリ作ってポートフォリオを充実させる
・ポートフォリオ(※イケてる)を作る
・副業を始めて、細々ながらクライアントワークを始める
・SNSで自分のやりたいことを発信する

などなど、、
これは夫に「私は来年会社を辞めたいから、この一年間はこういうことをやっていくね」と宣言した内容でもあります。

そして今の所、私は何一つ満足いくようにできていません!!!!!!!

理由はシンプル、育児が大変すぎるから。

平日は5:30に息子と共に起床。
8時に家を出て、保育園送り→出社→16時半退勤→17時半に家についてからは分刻みで料理→夕飯→お風呂→遊び→寝かしつけと進み、20時半頃息子就寝。
もうその頃には夫も私も憔悴しきっていて、泥棒にでも入られたんじゃないかというリビングを片付けたら各々解散。

土日も朝晩は同じ時間割で、日中はひたすら外遊び&家遊び。
おかげで21時からぐっすり寝られる体になりました・・・・・

気分の良し悪しにもよりますが、週に3回くらい、猛烈に不安に襲われます。
あれ?何にも創作してないぞ、、、、、、と。

そんなうまくいくわけない

夫が公園に連れて行ってくれたり、息子が長い昼寝をしたりして、ちょこちょことボーナスフリータイムは発生します。
その間私は何をしているかというと、美味しいものを食べたり、本を読んだり、SNSをザッピングしたりしています。
いやそこで何かやれよという声が自分の内側から聞こえてきますが、
できない。
何も描きたいと思えない。
創作するという自発的な行動よりも、面白くためになる文章を読んだり、可愛いデザインを眺めたりする受動的な行動をついつい優先してしまいます。
そもそも創作には時間がかかる。どうせ邪魔されると分かっていながら筆を取るのは腰が重い。そして1LDKの我が家では昼寝する息子もパソコンでお笑いを見ている夫も同じ部屋の中。
創作に没頭できるわけがない環境で創作に向かえない。
あと基本的に疲れてる。
育児のダメージは、育児していない時間にも影響するくらい大きい。

残された時間を引き延ばすことにした

もう書いているだけで絶望してくる有様なので、私はキャリア人生をあと60年と見積もることにしました。
89歳までやりたいことをやって、収入を作り続けようと。
残された育児期間は残り17年。
この17年間、程度の差はあれど、自分の創作を第一優先にできないことは確定しています。
家族の時間を作ったり、家族のためにそこそこ稼いだりしなきゃいけないので。
(夫と息子を蔑ろにしてまでお金になるかもわからない創作に打ち込めないよね、、)
65歳を自分の定年に設定してしまったら、そのあと18年間しか働けない。
育児をしている18年間我慢していたのに、18年間で満足いく仕事ができるなんて思えない。せめて我慢していた期間の倍はやりたい仕事をしたい。

私が65歳になる2050年頃には、今よりもっとメディアが発展して、今じゃ考えられないような仕事をできるようになっていると思います。
例えば近年80歳オーバーのおばあちゃんブロガーが本を出版するみたいに、私も、自分が経験したことを色んな形で発信できるようになりたい。
あともう一度"絵の先生"もやりたい!

私が憧れるテキスタイルデザイナーの方々は学生時代からバリバリ活動&活躍している人たちばかりで、彼らとは違うコースを歩むことになるけれど。
60年後、いい仕事をたくさんしたなー、いいものたくさん作ったな、と思える自分でありたいなと思います。

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