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どうでも良い

自分で自分の首を締め続けたある日、気がついたことがある。


自分で自分の首を締めるっていうことは、こうしなくちゃいけない、こういう姿でいなくちゃいけない、がんばらなくちゃいけない、と思うこと


周りと同じような人生のレールを走り、

当たり前のように大学進学を選択し、

当たり前のように就職活動を始める。

サークルの運営をする。

後輩のことを気にする。 

インターンを考え始める。

将来のことを考え始める。


わたしはまだひよこでなにも知らなくて、だからいっぱいがんばらなくちゃ、こうでなくちゃ、人間関係は穏やかで居なくちゃ、恋人との関係はバランスがとれてなくちゃ、周りに気を配らなくちゃ、、、…。

その考え方が自分に向いていないことには気がついていた。

だけど止められない。頭の中がごっちゃごちゃになる。感情が溢れ出す。よくわからない。涙が出る。自分の中でなにかが自分を掻き乱す。

自分を苦しめる選択肢をわざと選ぼうとする。

だってそれが成長につながる、新しい自分に出逢えるって思ったから。




ある曇りの日の朝。

あ、もうどうでもいいんだ。どうなってもいいんだ。どうでも「良い」んだ。

ふわっと舞い降りてきた。

わたしが自分で自分の道を無理やり掴み取ろうとしなくたって、きっとそこになにかはある。

どうでも良い。

それは「どう」でも「良い」ってこと。

たまには時の流れに身を任せてみてもいいかな、おだやかに川の流れに乗るように 


きっと流れ着く先にはどうでもいい。どうでも良いんだ。




そんなことをぼうっと想いながら、予報は晴れで、でも曇っている空をバイトの休憩室から眺めていた

雲が空を占めていても、それだっていい。


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