見出し画像

琵琶湖の魚を使った料理を提供する店(琵琶湖周辺10市)

上記マップをクリックすると、マイマップが閲覧できます。

2022年度、湖魚料理を提供する飲食店や旅館等の実態調査を行いました。
琵琶湖に接する10市において、琵琶湖の魚を使った料理を提供する73店を抽出し、各店や観光協会のホームページ、食べログなどの情報からデータを収集・分析しました。また、別途3店に訪問インタビュー調査を実施しました。

1 調査対象

2-Ⅰ 調査方法と調査時期 WEB調査

抽出した73店は、Excelによりデータ整理を行いました。

集めたデータをもとに、以下の7つの視点から分析を行いました。

食べログに分類されている料理ジャンルで見ると、「懐石・会席料理」や「割烹・小料理」といった店が目立ちます。また、魚をメインとした「魚介料理・海鮮料理」も2番目に多くあります。

予約無しでも入れる店が4割ある一方で、要予約の店も同じくらいあり、単価の高い店ほど予約が必要な傾向にあります。入手が難しいとされている湖魚の仕入れの問題が、その要因のひとつであると考えられます。

琵琶湖岸近くに立地し、最寄駅から遠い店が多いことから、4店に3店は専用駐車場を整備しています。また、専用駐車場がなくても、近くにコインパーキングのある店もあり、車利用がしやすい環境となっています。

ランチは比較的手ごろな価格帯である「1000円未満」の店が多く、「1000円台」と合わせると、3店のうち2店は「2000円未満」で食べることができます。

ディナーは、幅広い価格帯の料理が提供されていますが、総じて価格帯の高い店が多い傾向です。

WEB情報だけでは湖魚の入手方法について不明な店が多いため、限られた情報になりますが、醒ヶ井養鱒場の養殖魚を入手している店が最も多くなっています。

取り扱っている湖魚は「ビワマス」が最も多く、次いで「アユ(小鮎)」、「フナ(ニゴロブナ)」「モロコ」「ウナギ」「エビ」「マス(ニジマス)」の順に多くなっています。

7割の店で自店のSNSを持っており、なかでもInstagramとFacebookが利用されています。どちらのSNSも、料理を写真で紹介しやすいという利点があると考えられます。

Instagramのフォロワー数の多い順に並べたものが以下の表です。43店舗中12店舗で1,000人台のフォロワーを獲得しています。

2-Ⅱ 調査方法と調査時期 インタビュー調査

2022年度、以下の3店に訪問インタビュー調査を実施しました。いずれも「琵琶湖八珍マイスター」(注)に登録されている店舗です。

(注)「琵琶湖八珍マイスター」について詳しくは以下を参照してください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?