8月7日　はれ　星がたくさん見れた！

　わたしの住んでいる山穂（やまほ）村は今日が七夕祭りです。今はもう使われていないグラウンドに夜店ができて、わたあめとかチョコバナナとかかき氷とかが食べられます。村にいる子どもは人数が少ないので、ひとりじめできたりします。いつもはさびしいけど、こういうときはラッキーって思っちゃいます。

　お兄ちゃんは鼻が日やけで赤くなっているのがはずかしいと言って、なかなかお祭りに行こうとしませんでした。
　でも、おいしいにおいがしてきたら、ぐう～っておなかがなりました。「イカやきがあるのか」と、お兄ちゃんは言いました。鼻がいいみたいです。わたしもイカやきは気になったので、「食べたい！」と言って、お兄ちゃんをお祭りに行かせることに成功しました。イカだけに？　ダジャレってこういう感じかなぁ。ちがっていたらごめんなさい。

　お天気も良かったので、まん天の星が見られました。山穂の星空はきっと世界一だと思います。本当にすごいです。話をしていてもそれが止まってしまうくらいのながめだと思います。言葉はいらない、というのはこの星空のことかもしれません。

　お祭りのはしっこにてるてる先生がいました。小さなベンチにすわってコーヒーを飲んでいました。ビールじゃありませんでした。よわいのかな？
　てるてる先生というのは名前に輝という漢字があるので、私が思いついて呼ぶようになりました。ひびきがかわいいので、わたしはすごく気に入っています。てるてる先生も同じだったらうれしいです。