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#73 リーダーに求められる目標設定”させ力”(2024/04/24)

4月も後半に入り、今年度の目標設定がひと段落したところでしょうか。
チームメンバーの目標設定のフォローの際に実践していた考え方を紹介させていただきます。

〇良い目標とは?

良い目標には二つの要素があります。

①自分事として捉え達成しようとする内容になっている
②個人の目標達成が組織の目標達成に寄与し評価を集められる

当り前に思ってしまいますが、これがとても難しい。。。
この二つを満たすのに重要なのが「意味付け」です。その目標を達成することがどんな意味を持つのかを自分の言葉で語れるのがよい目標です。

意味付けがしっかり出来ていると、期末になって目標を思い出して慌てて何かをやったことにするとか、目標を達成したのに評価を得られない、といったことが圧倒的に少なくなります。

また、自分の言葉で意味を語れるものの客観的に何を達成したのかがわからないともったいないです。
そうならないために、Raccoさんの「何ができていたらOKか」で定義すること。という説明が非常にわかりやすいので紹介させていただきます。

〇目標設定のアンチパターン

各メンバーの目標設定に対して、チームのパフォーマンスを最大化して組織の目標に寄与することを意識するあまり、メンバーの目指す方向をチームの中で揃えたり、チームの目指す方向を会社や事業の目指す方向と揃えようとするのはアンチパターンです。

前述の通り、自分ごととして捉えられない目標はいい目標とは言えません。チームの目指す方向に揃えようとすると、みんなの目標という色が濃くなり達成が人任せになるなど自分事として捉えにくくなるからです。

個々人が積極的に取り組みたいことを目標に据え、その目標をチームの目標にすり合わせていくという順番が大切です。

〇目標設定のフォローに必要なのは「翻訳力」

そのためのリーダーの役割が「翻訳」です。

会社や事業、チームの目標をメンバーに伝える際には、個別に相手や場面に合わせて抽象度を適切にコントロールしながら伝え、意見を聞きます。
つまり、組織側の目標がメンバー個人にとってどんな意味を持つのかを咀嚼出来るように「翻訳」しながら伝え、メンバーが自身の言葉で語れるように手伝うということです。

「翻訳力」を身に着けるには一にも二にも言語化の訓練です。
会社や事業の目標、隣のチームの目標などがどういう意味を持つのかを言語化してみるなど。

私もこの翻訳力を身に着けるべく、日々、ジブン株式会社マガジンを通して訓練中です。(まだまだ修行が足りません。)

ということで、今日は目標設定させ力について紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。



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