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【大阪のみ】円空展 領域展開!

こんにちは!今回はあべのハルカス美術館で開催中の円空展についでです!

開催概要

「円空-旅して、掘って、祈って」
あべのハルカス美術館
2024.2/2-4/7

「円空-旅して、掘って、祈って-」
#円空展
#あべのハルカス美術館
に行ってきましたー!

江戸時代前期の僧、円空。
生涯で12万体の仏像を彫ると誓ったとされる円空は、役行者(えんのぎょうじゃ)を始祖とする修験道の僧として、各地の霊場を旅して、神仏を彫り、祈りを捧げました。
そんな円空が彫ったとされる神仏達が、初期から晩年期のものまで一堂に会しています。
あべのハルカス美術館開館10周年記念展で巡回なしという、特別な展覧会になっています。

展示内容

第一章 旅の始まり
第二章 修行の旅
第三章 神の声を聴きながら
第四章 祈りの森
第五章 旅の終わり
※第四章のみ撮影可能(その内1作品は撮影不可。そのうち「金剛力士(仁王)立像(吽形)」は入り口入ってすぐのところに展示)。第四章以外は撮影不可でした。

感想

開催2日目に行ってきましたー!
15時くらいに行きましたが、まずまずの集客で混み合って見れないなどはありませんでした。
江戸時代に活躍した僧の円空さんは、各地に赴いて(北海道から中国四国あたり)、祈りを込めて神仏像を彫りました。修行場の洞穴に設置されるのはもちろん、各地に困っている人がたくさんおるから、たくさん彫らなあかん!って事で、初期は丁寧に細かく彫っていた神仏像も、次第に木を切ったまま、顔だけ力を入れて、あとは木の特徴をそのまま活かして簡素に彫ったりしていました。
本当かどうか分かりませんが、12万体彫らなあかん!って決意したら多少は省力しますよね。笑
仏像を彫った残りの木屑で作ったとされる1024体の細かい仏像が厨子に納められている「千面菩薩像」は、近現代に見つけた人テンション上がっただろうなーと思いました。(1972年に発見)
1番見たかった「両面宿儺坐像」は皆んな写真を撮っていて、1番人気でした。天皇の命を背くってどんだけ強いんだよ!

音声ガイドがめちゃくちゃいい!

今回初めて「音声ガイド」を使ってみました!
僕の好きな漫画「呪術廻戦」のアニメで「両面宿儺」の声をしている諏訪部順一さんが解説してくれています。
もちろん「領域展開」とか「小僧」とか言ってくれるわけではないのですが、リアル両面宿儺の声で円空やその作品についてストーリーを交えながら説明してくれます。今回キャプションには各3行くらいしか書かれていなくて、あんまり細かく解説してくれていなかったので、音声ガイドを借りて良かったなと思いました!
¥650で楽しめます。

図録

公式図録
グロス調に金の箔押しがいい!

図録も金の箔押しでめっちゃいいです!
公式図録¥2,800

会場の様子

エントランス
エントランス横にも展示があり
両面宿儺坐像
両面宿儺坐像

大阪限定はあべのハルカス美術館10周年記念のため

なんで大阪(あべのハルカス美術館)だけの開催なんだ!という声が聞こえて来そうですが、これはあべのハルカス美術館10周年記念展のため巡回はしない!という強気の企画なのです。

4/7で円空展は終わってしまいますが、あべのハルカス美術館10周年記念展は実はもう一つあります!

あべのハルカス美術館開館10周年記念
広重 ―摺すりの極きわみ―

開催は7/6-9/1です。
おそらくですが巡回は無いと思います。←分かり次第ご連絡します!
※円空展との間に「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」が開催されます。(4/27-6/23)こちらはあべのハルカス美術館10周年記念展ではないので巡回があるかもしれません。

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