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僕と田中友紀さんの往復書簡

ゆきちゃんとは、2011年頃に前職の同僚ハチクボくんを介して出会った。その頃は、ゆきちゃんはハチクボくんともう一人の学生時代からの友人3人でatelier COYAというユニットを組んでいて、色々なイベントに出店していた。
COYAで出店しているハチクボくんに会いに行ったときが、ゆきちゃんとのファーストコンタクトだったように思う。

それからというもの、森道市場での出店などでちょくちょく顔を合わせたり、僕らの住む家に遊びに来たりして、いつの間にか顔なじみになった。(当時、僕は同期のハチクボくんと一軒家を借りて暮らしていた。)

今でも覚えているのは、2013年の4月に長野へ行ったときのこと。確か、大学時代の後輩(消しゴム判子を作っている)とゆきちゃんが出店するイベントがあるとかで、みんなで遊びに行った。隣の上田市に前日入りし、翌日長野に向かったのだけど、4月下旬だったのにも関わらずまさかの大雪。ギリギリまだスタッドレスタイヤを履いていたので、無事に長野市まで辿り着けたのを覚えている。

金工作家である彼女の作品は、抽象のような具象のような、モチーフがあるような無いような、用途があるような無いような、そんな雰囲気のものが多いように感じている。アクセサリーやブローチも、男女問わず付けられるようなデザインが多い。
作品に使用している金属は、真鍮や銅、洋白など、様々。作品一つ一つの表情も、金槌で叩いたり、火で熱したりと、素材と加工方法の組み合わせで、見る人に様々な感情を抱かせる。

僕個人としては、ゆきちゃんの作る不定形のトレーや、カトラリーや匙なんかが好きだ。食にまつわるものが気になってしまうのは、前に勤めていた会社が愛知県の食器メーカーだったからか、その影響が多分にあると思う。
今回、陶器や磁器の器で出店してくれる酒匂さんや城さんの器にも、彼女の匙なんかは絶対に合うと思っていて、今からディスプレイするのが楽しみでならない。

お客さんにも、誰か一人の作家さんの作品を購入するだけではなくて、他の作家さんの作品との組み合わせを楽しんでもらえればと思っている。

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「僕とみんなの往復書簡」
月日:4/11 wed.-4/15 sun.
時間:14:00-22:00 (sat & sun 12:00-22:00)
場所:杉並 海の家(〒168-0063 東京都杉並区和泉1-5-12)

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