鹿児島は長島の陶芸家、城雅典さんに初めて会ったのは2015年のこと。鹿児島で毎年秋に行われるクラフトイベント"ash"のときだった。友人のお店cucurrucucuで展示をしていたときが、城さんとのファーストコンタクト。

改めてその頃を思い返すと、今回出店してくれる鹿児島の作家さんは、このときに出会った人達が多いようだ。また紹介する、STACK CONTAINERSの川井田さんや、陶芸家の酒匂ふみさんなんかもそうだ。

初めて会ったときの城さんは、独特な空気感をまとっている人だな、という感じに見えた。そのときに展示していた作品は、どれも優しく柔らかい印象で、シンプルで穏やかな佇まいをしていた。
過度な装飾はせずに、手作業で一つ一つろくろやたたらで引かれたそれらは、普段の食卓にすっと馴染む。僕もいくつか城さんの器を持っているけど、総じて使いやすいのも好きな理由の１つ。

城さんの代表作というと、透し彫りでお湯割の目盛りが示してある焼酎カップ、と数年前なら話していただろう。
けれど最近では、緩い曲線で作られたリムプレートや、城さんの人柄が現れるような様々な生き物が呉須で描かれた絵付けの皿、今回のフライヤーでも使用している一輪挿しなど、この数年で城さんの作る器の種類が増え、今となってはどれとは言い難く、どれも城さんらしい。

長島は、鹿児島市内から車で2時間ほどかかる距離なのだけど、城さんとは市内のイベントやライブで会う機会が多い。ついこの前の土曜日も、ミツメのライブで会ったばかりだ。

なんでこんなに色んなイベントやライブに足を運ぶのだろうと、少し疑問に思ってはいたのだけど、今回の往復書簡でその理由が垣間見れた。

instagram:@masanorijo

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「僕とみんなの往復書簡」
月日：4/11 wed.-4/15 sun.
時間：14:00-22:00 (sat & sun 12:00-22:00)
場所：杉並 海の家（〒168-0063 東京都杉並区和泉1-5-12）

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