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読めば読むほどオモシロい「聖書入門」

ジャイアント・キリングの語源、知っていますか?

私は、知りませんでした。いま読んでいる『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』に、語源となる物語が載っていたので紹介したいと思います。そもそも「ジャイアント・キリング」は、スポーツで「弱小」が「強豪」を倒したときによく使われますよね。

これは、みなさまもご存知「ダビデ像」のダビデの物語だそうです。つまり、聖書からきています。ダビデは、当時では最も階級の低い「羊飼い」であり、その家族の中でも「末っ子」で「小柄」でした。

当時のイスラエル軍は、ペリシテ人と戦争をしていましたが、そこでイスラエル軍を苦しめていたのが、身長3m近い巨人「ゴリアテ」です。みんなで寄ってたかって倒そうにも、倒せないゴリアテ。

そこに、ダビデが現れて「ちょっくら倒してきますわ」とゴリゴリの関西弁で言い放ちます。ほかの兵士たちは「倒せるわけないやろ」「絶対ムリやって」「ありえへんで」と小柄なダビデを笑いました。しかし、ダビデはゴリアテの額に石をぶち当てて、本当に倒してしまったのです。そこで兵士たちは言います。「ホンマや」と。

こうして、明石家さんまの「ホンマや」のくだりができました。いや、すみません、脚色がすぎました。それが「ジャイアント・キリング」の語源です。そうして、ダビデは「英雄」となり、30歳で「王」に即位したのです。いやはや、スゴい。いまなお、人気なのも頷けます。

ちなみに「ダビデ像」は、ゴリアテを倒すために石を担いでいるダビデを彫ったものです。

そんな聖書の物語を、超わかりやすく読めるのが『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』です。

まずは、キリスト教の「よくある質問」に答えてくれるので、偏見がなくなってから、読み進めることができるのでいいですね。その他にも「豚に真珠」や「目からウロコ」の語源が「聖書」だと書かれていて、日本との関連も楽しめていいです。

ふと、思いましたが、

タレントの武井壮さんが、大きな生物(人間も含む)を倒すときに、石を投げて攻略するあたり、「ダビデ」を意識しているのですかね。気になります(笑)

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