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ステージ3
37km

朝起きてデビの足の痛みがさらにひどくなってた。指がパンパンに腫れていて痛みも酷そうやった。5本指の靴下が指が腫れ上がっていて履けない。結局靴下の指部分にハサミで切り目を入れて、破ってなんとか指を通した。もはや靴下は機能していない。歩き出しが激痛らしくさすがに見てて可哀想。(デビはこの時この痛みでホンマにレースを続けられるのか不安だったと)

昨日の大砂丘よりはコースはきっと今日はマシではないかという話が聞こえてきた。それなら有難いと。いつものHighway to hell♫で2人ともまたテンションがあがる。今日は昨日ほどは大丈夫だから最初の1kmだけデビはドリブルしようと。スタートして間も無く足が心配で、さっさボールを背負う笑。

デビの痛みが慣れてきた頃からスピードをあげる。昨日よりも距離が長いので、序盤で距離を稼いでおきたい。ところが最初の8kmの砂丘登りでデビの足が突然動かなくなる。。明らかに体調悪そう。本人は大丈夫です！と我慢してすすんでいたが、異変に俺はさすがに気づいてデビに声をかけた。そしたらめちゃしんどいと。頭もぼーっとしてて痛いと。。。エネルギー不足か熱中症かどっちか。でもまだ熱中症にいくまでの暑さと距離ではない。

デビは昼飯にもってきてたトレイルバターが気持ち悪くて昨日から全然食べられなくなっている事もあり、エネルギー不足でハンガーノックじゃないかなと考えた。CPまであと3kmくらい。まずはCPで休憩をとることを考えてなんとかそこまでもつようにと、持ってきてたカフェイン入りスペシャルエナジーを投入。(本人はあとでこれが効いたと)よかった！危ない局面だった。。

10kmのCP1で今までよりもゆっくり30分ほど休憩。隣で寝ている姿を見るとマジでヤバイカモと思った。デビは日中食べれるものが限られてしまって、唯一美味しく感じる梅の酸っぱいジェルを少し食べるだけ(めっちゃウメーが口癖に)。まだしんどそうやったけど時間も心配。少し回復した様子で、出発を決めた。

スタート直後から今度はデビの足指に激痛。マメができた箇所。しばらくまともに歩けないかもという表情をしてた。この時ロキソニンを持ってきてたことを思いだす。デビ飲もうぜと(何故今まで思いつかんかったんやろう汗)

ロキソニンを投入して少しずつ歩きながら様子見。そこから10分ほどするとデビが急回復してキロ4、5の歩くペースへと回復。そこから15kmは快調に飛ばしてゴール。9時間の自主目標に対して9時間半で到着。

トラブルを回避した中で上出来！
毎日リスクと隣り合わせ。
一つ一つの区間をクリアしていくこと。
そしてその時々での判断が大事やと痛感。

俺は3日目の朝起きた途端、喉の痛みがさらに過去最大級に。。2ステージの砂嵐で喉をやられてしまったのかも。激痛。。扁桃腺が腫れているような実感。初日の寒さで風邪も引いている上に、たぶん２日目の砂嵐でかなり砂を食べてしまったのが原因かも。。レース途中タンもでてくるので、時々バフを外しては気持ち悪い唾を吐き、水を少し含んではうがいをしてバフをするこの繰り返し。日中これが結構疲労する。。まだレース中盤なのにと内心焦る。夜は寝るに寝られず俺も今日もロキソニンを飲んで寝ることにする。

しかし今日はよくデビがもちなおしてくれた！
Gooood jobーー！！そしてデビの底力に拍手。

明日はいよいよ 最難関 76km オーバーナイトステージ！これを超えたら完走が見えてくる！

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#オモシロクしゃべらナイト