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悪しき慣習を巧みに利用している海千山千の人たちには負ける | 局所優勢主義の不動産屋

2024年が、新しい年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。

売却物件の囲い込み~東村山の不動産会社

一般的に不動産事業者は売主と媒介契約を結ぶと、買主も自社で見つけたいと考えます。双方から手数料がいただけるからです。それ自体は違法ではありませんし、結果的にそうなるのは問題ありません。
 
しかしながら、自社が得することに固執して、結果的には売主の不利益になる行動を取る業者は非常に多いです。会社の規模、有名無名は一切関係ありません。
 
具体的には、他社に対して情報を隠したり、問い合わせがあってもすでに申し込みが入っている、売主さんの都合がつかないなどと嘘を言って、せっかく購入を検討している人がいても断ってしまいます。こうした行為は、「囲い込み」と言われています。
 
なぜ、そんなことをするかといえば、そこで成約となれば、買主からの仲介手数料は自社ではなく、当該他社(買主側の仲介会社)に入ることになるからです。

うそつけ!~東村山の不動産会社

情報をオープンにして、全国の同業者に協力を仰げばすぐに売れるかもしれません。希望者が多ければ、言い値より高く買ってくれる人だっているかもしれないのです。そうであるにもかかわらず、そういった業者は囲い込みをしながら売主には「問い合わせがない」などと虚偽の説明を行い、販売価格の値下げを提案したりします。
 
業者としては値下げをしても、買主からも仲介手数料がもらえるなら最初の価格で売主のみから仲介手数料を受け取るよりも儲かります。
 
例:販売価格5000万円の不動産の売却
受け取れる仲介手数料(価格の3%+6万円)は売主・買主から各156万円ずつ。
4000万円に値下げした場合⇒売主・買主から各126万円ずつ。
⇒業者は当初の金額で156万円(売主のみ)よりも、値下げして126万円×2=252万円(売主・買主双方からもらう)のほうが得をする。
※当初は5000万円で売るつもりだった売主だけが損をさせられる構図!
 
当社はそういった囲い込みは一切、行いません。きれいごとや良い子ぶるとかいうことよりも先に、当社のような後発の小規模事業者がそんな悪しき慣習を巧みに利用している海千山千の人たちと同じ土俵で勝負しても生き残れるわけがないからです。


 

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