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いつかのシンガポール

今日の金曜日ロードショーはコナン

ソファーにもたれ、

カルーアミルクを飲みながらながめる

そこには昔行ったシンガポールの景色が

映し出されて、やるせなくなった

当時は何の苦しみもなく

楽しさだけを追いかけた

はじめての海外は刺激にあふれ、

日本ではない地に立っている

ということだけで

高揚した

胸がいっぱいで見るものすべてが

新鮮だった

もしも自分の身になにかあったとき、

走馬灯として流れる日々になると思う

いまは不安と不甲斐なさで胸がいっぱいの

社会人2歳児

叱れながらも、地面を踏みしめて

なんとか歩いている

映画の中でカオガンマイが床に放り出され

ぐしゃぐしゃになる様子さえも

わたしに

胸が狭まる想いを

させるのに十分だった

あの夕べに帰りたい

いつまた叶うかわからない思いを糧に

今日も金曜日を過ごす

とてもよろこびます!!