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2泊3日沖縄で羽をのばす話②#おうち旅行

おうちで旅行気分を味わおう!ということで

過去の旅行話をひきつづき。

もあるよ!!

さてさて。

1日目は国際通りをぶらぶらして

旅のウォーミングアップ。

2日目はアクティブに過ごす。

早起きしてダイビングに参加。

もちろんすっぴん 笑

ほんとは青の洞窟のダイビング

だったんだけど

天候がすぐれず、

真栄田岬でのダイビングへ変更。

いつかリベンジしたい......!

***

送迎バスにゆられてダイビングショップで

ダイビングスーツに着替える。

きつめのがっしりとした素材で

足をこれでもかとねじ込んで

やっとスーツのつま先に少し近づいていく。

着るのにひと汗。

なんとか全身ぐりぐりと入れ込んで

いざダイビングへ!

船に乗って潜る場所まで移動する。

沖から離れるごとに水しぶきが

びしゃびしゃと飛んできて

もうずぶぬれに 笑

顔全体がしょっぱくて

なんだかおかしくて

はしゃぎまくった。

そうこうしているうちに到着。

はしごをつたって海に降りていく。

そこまではよかったんだけど

波が高くて潜るのが怖い。

身体が全力で拒否してくる。

インストラクターさんに

なだめられながら

1回海の中にうもれたけど

鼻水がで息ができない。

懸命に覚えたての「船にあがりたい」

のサインをするも

インストラクターさんにまたもや

なだめられる。

落ち着いて呼吸を整えると

自然と苦しくなくなった。

ふしぎ。

さっきまで鬼のような形相で

船にあげてくれサインをしていたのに。

どんなときでも

パニックになってもがくより

落ち着いた方が絶対にいいんだなぁと実感。

(それはそう。)

アンダーザシーは魚たちの世界

上からの光がてらてらと光って

光のカーテンをつくる。

そのカーテンを魚たちはぬって泳いでゆく。

音は自分のこぽこぽという呼吸音だけ。

静かで穏やかな世界。

もしかすると淡いエメラルドグリーンの宝石の中に

迷い込んだもかもしれない。

そんなことを考えながらほぅ......としていると

カクレクマノミが!!

ニモだ!!!

まさにファインディングなニモである。

イソギンチャクの影に隠れて

うろうろしている。

思っていたよりちっこくてかわいい。

ニモはすぐにイソギンチャクの中へ

うもれていってしまった。

少し進むと明らかに

触るな危険!!

といった風貌の

ザリガニのようなものがいた。

ぎらついている。

野心がありありと伝わってくる。

海の王になれるよう頑張れ。

いまは冷静にしらーっと書いているものの

実際は結構怖かった。

その後、えさやり体験がいきなり始まった。

インストラクターさんが

なにかを差し出してくる。

わたしがそれをもらってじっとしていると

魚たちが寄ってきた。

最初はおそるおそるだったのに

次の瞬間には遠慮という文字は

もうどこにもない。

「ついばむ」などといった

かわいい感じではなく

「食らう」といった表現が正しい。

......私の手から餌を一通り食らいつくすと

奴らは颯爽と去っていった。......

そこに友情は生まれなかった。

かなしい。

試しに餌をもっていた手をすりすりすると

奴らはここぞとばかりにやって来た。

「疑うという心をしらないのか......愚直な奴らめ。」

そう心の中で呟きながらよくわからない無念を晴らした。

一通り気が済むと何事もなかったようにその場を離れた。

インストラクターさんが心なしか冷めた目でこちらを見ていたので

もうしまいと思った。

そんなこんなで1時間経ち

海から上がった。

重力を感じる。身体が重い。

しかも海風で寒い。足が震えている。

見かねた船員さんがあったかいお湯を

わたしにぶちまけた。

一瞬この人になにかしたっけ......?

と回想したけど

ほんとうに温かい。圧倒的感謝。

ダイビングショップで着替え終わると

いよいよ陸に帰ってきてしまったなぁ

と思った。

夏休みにおばあちゃんちから帰ってきて

現実が戻ってくるなぁといった感覚に近い。

竜宮城から帰ってきた浦島も

こんな気持ちだったに違いない。

からだから海の匂いがして

確かにこの体験は

夢じゃなかったんだなと思った。

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