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テーマは「Web3」「マーケティング」「事業開発」。 事業開発を生業としています。 会…

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テーマは「Web3」「マーケティング」「事業開発」。 事業開発を生業としています。 会社の創業に関与中。 元インターネット企業・通信会社所属の個人事業者🤖 #Web3 #マーケティング #スタートアップ #事業開発 #個人事業主

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ロイヤリティ戦略におけるマトリックスフレームワーク

こんにちは。 今日は、ブランドとしての戦略を組み立てるための、ブランド分類とそれぞれのロイヤリティ戦略について、学んだことをまとめようと思います。 まず、ブランドを分類する軸として設定するとわかりやすいのが、「購入頻度」と「商品の価格」の2軸です。 この軸をベースにブランド区分を当てはめてみると、こんな感じになります。 まず、それぞれの概要と、それがどんな業種のブランドに適用されるかについてです。 各セグメントの概要・課題と業種例Quality(第1象限) 【業種例

    • MOATと競合優位性は区別して使う

      こんにちは。 今日は、事業を作る際の自社理解に焦点を当てて書いていこうと思います。執筆テーマにも通じますが、それよりももっと領域横断的な話です。 MOATってなに突然ですがMOATって知っていますか?3年くらい前から出てきた事業戦略周りの用語で、「濠」という意味です。 これは、自分の城=事業をお濠で守るという概念です。「守る」という点にフォーカスを当てたもので、競争相手がまだ入ってこないという前提に立っています。米国では "Defensibility" と言ったりもします。

      • プロンプトに価値を持たせるNFT流通PF -AI×Web3の1つの解

        こんにちは。 先週1週間の資金調達をdoneしたWeb3関連銘柄について見ていたのですが、その中で面白いサービスを提供する企業を見つけたのでご紹介しようと思います。 プロンプトエンジニアリングという概念突然ですが、プロンプトエンジニアリングという言葉をご存じでしょうか。ChatGPTの登場により、我々の身近にAIが入り込んできた昨今出てきた新しい概念です。 AI系のサービスを使うとすぐにわかると思いますが、AIに対してうまく指令を出さないと作りたいものが出なかったり、複雑

        • NFTの分割所有の概念が変わるイーサリアムの新規格「ERC-404」の可能性

          こんにちは。 今日は、イーサリアムでいま一番ホットな新規格「ERC-404」についてです。ERC-404規格はまだ未監査の非公式なハイブリッドトークンモデルで、「ERC-20」と「ERC-721」との間のギャップを埋めることを目的として作られています。 ERC-20はFT=Fungible tokenの基礎となる規格(送信、残高の確認、供給量の取得など、基本的な操作を行うための一連の標準的な関数を持つ)であり、一方でERC-721はNFT=Non fungible token

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        ロイヤリティ戦略におけるマトリックスフレームワーク

          ロイヤリティプログラムにおけるAIの活用について

          こんにちは、 今日はマーケティングに関するテーマですが、なにかと話題な「AI」がこの分野にどういった活用ができるのか、整理してみようと思います。 最初に結論的なまとめ方をします。 AIを活用してパーソナライズされた体験を提供、顧客のニーズを予測し、リアルタイムのカスタマーサービスを提供し、効果的なオムニチャネルマーケティングを展開することで、ブランドは新たなロイヤリティプログラムを構築できるようになると思います。これにより、従前のマーケティング手法よりもより深く適切な顧客と

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          NFTを用いた会員顧客とのかかわり方を作る「Hang」社について

          こんにちは。 今日は、New Yorkのスタートアップである「Hang」社についてご紹介します。 ホームページからしておしゃれすぎるこの会社は、ブランド向けのNFTメンバーシッププログラムを提供しています。ブランドにおける購入に応じて特典がNFTで付与され、そのNFTは売却もできるので資産価値を保有することができる。これだけ聞くと、よくあるNFTの特徴だなと思いますが、この会社はTiger Global Managementから出資を受けている強者です。 ーーーーーーーー

          NFTを用いた会員顧客とのかかわり方を作る「Hang」社について

          中国のライブコマース関連サービスについて

          こんにちは。 今日は中国のライブコマース関連サービスについて、サービスの具体名を挙げて特徴を紹介していこうと思います。 前回の記事でも言及しましたが、中国のインフルエンサーマーケティングの状況は、世界的にも顕著な成長を見せています。「Key Opinion Leader(KOL)」と呼ばれる、SNSで多くのフォロワーを持つ人気パーソナリティが主要な役割を果たしていて、消費者の購買行動に強い影響を与えています。 例えば、KOLのひとりであるViya(薇娅)は、小型ロケットを

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          中国市場のインフルエンサーマーケティングの背景について

          こんにちは。 今日は中国のインフルエンサーマーケティング市場に言及します。 まずはじめに、物を購入するとき、あなたはどのようにして購入しているでしょうか?私はオンラインで購入することが圧倒的に多いです。Amazonや楽天などのサービスを通して誰でもどこでも購入できるECは、物を購入するシーンとして日本でも広く使われています。しかし、実はまだまだリアルでの購入が多いのが日本で、日本のEC化率はまだ10%未満というのが現状です。それに比べ、中国はなんと50%弱という状況まで来て

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          バリュエーション計画の妥当性を判断するには、何をしたらいいか?

          こんばんは。 今日はWeb3から離れて、企業価値を表すバリュエーションの話をしようと思います。投資をしていると口頭で伝えられることも多いのですが、実は資本政策表というものによく記載されています。なので、まずは資本政策表の話から入り、バリュエーション額の判断の話に行こうと思います。目線としては、相変わらず事業を作る側のビジネスサイドの人間として記載していきます。 資本政策表ってなに?投資の業務をしていると、資本政策表というものが頻繁に出てきます。これは簡単に言うと、企業がお金

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          WAXチェーンはどう使うのが良いか?

          こんにちは。 Web3の事業を作ろうとすると、だいぶ序盤に「チェーンは何を使ったらいいのだろうか…」という壁にぶつかると思います。時間が経てばどのチェーンも簡単に行き来できるようになる気がしますが、とはいえ足元では大事な話です。迷ったらその時点での業界スタンダートを選択する、という意味ではEthereumベースのチェーンを選択すると間違いないかもしれません。といいつつ、ぼくもあまり知らなかったWAXチェーン(Ethereumベースではない)の話を今日は書いてみようと思います。

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          ERC-6551って有用なの?

          こんにちは。 Web3はしばらくの間「冬の時代」と言われておりましたが、ようやく明けつつある状況になってきたと思います。そんな中、注目を浴びそうでいまいち浴びないNFTの規格「ERC-6551」の有用性について考えています。 ぼくはエンジニアではなくビジネスサイドの人間なので、細かな仕様までは言及しませんが、この規格を使って事業を作ろうと思うといろんな良いことと良くないことが起きそうだ、ということは分かってきました。 そもそもERCって何?ERC=Ethereum Req

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