マガジンのカバー画像

オススメ本の紹介

15
運営しているクリエイター

記事一覧

ありえないけど、どこかではあるかもしれないと思った本。『ゴリラ裁判の日』。

須藤古都離さんの 『ゴリラ裁判の日』を 読みました。 メスゴリラのローズが主人公で、元々ジ…

濃キャラメル
1か月前
6

結城真一郎さんの『# 真相をお話しします』を読みました。

この本は、5編からなる短編小説で すべてミステリー仕立てとなっています。 中でもとくに「あ…

濃キャラメル
1か月前
3

時間は時間に代えられない。百田尚樹著 『新・相対性理論』

百田尚樹さんの著書 『新・相対性理論』を 読みました。 百田さんはわりと本音で語っているこ…

濃キャラメル
1か月前
9

芸人とゴミ清掃員の二刀流、滝沢秀一さんの本。『このゴミは収集できません』。

お笑い芸人のマシンガンズ 滝沢秀一さんの著書 『このゴミは収集できません』を読みました。 …

濃キャラメル
3か月前
10

『かすり傷も痛かった』の方が好き。箕輪厚介著

『かすり傷も痛かった』 箕輪厚介さんの本を読みました。 前著 『死ぬこと以外かすり傷』が …

濃キャラメル
4か月前
8

確かに読むまえには戻れない。朝井リョウさんの 『正欲』。

朝井リョウさんの『正欲』を読みました。 まず読んだあとに一度、タイトルをなぜこうしたのか…

濃キャラメル
6か月前
18

『流浪の月』を読みました。

凪良ゆうさんの『流浪の月』を読みました。 ことの始まりは更紗が8歳のときに 当時19歳の文という青年に出会い、2ヶ月間ふたりだけで過ごすというのが発端となっています。 イコール 児童連れ去り事件となり 文は少年院行きとなります。 ただし、更紗には両親を同時期になくし(母親は生存はしていますが、蒸発して姿をくらます) 伯母の家に預けられていましたが、そこの息子にいたずらをされたりし、8歳でありながらつねに暗いものにつきまとわれていた形でした。 そこで救世主のようにあらわ

原田ひ香さんの『三千円の使いかた』を読みました👛

原田ひ香さんの『三千円の使いかた』を読みました。 主人公 御厨家の次女美帆をはじめ、御厨…

8

吉田修一さんの『ミス・サンシャイン』を 読みました。

吉田修一さんの 『ミス・サンシャイン』を読みました。 往年の銀幕スターであった 「和楽京子…

6

米澤穂信さんの『 黒牢城 』を 読みました。

米澤穂信さんの新著 『 黒牢城 』を、読みました。 時代背景が戦国の世で、有岡城を舞台に …

5

護られなかった者たちへ を読みました。

小説 「 護られなかった者たちへ 」 中山七里著を読みました。 この本は…

12

眠るのが惜しいとおもった 小説 3作品。

活字離れが叫ばれているなかで、これ いい!と 主観で思った三作品を ご紹介いたします。 1 …

7

角田光代さんの「銀の夜」を読みました。

今回の「銀の夜」ですが、中学の同級生の女子3人がバンドを組み、やがて売れだし、解散し、そ…

6

ぼくは、イエローでホワイトで ちょっとブルーを 読みました。

この本は、ユーモアを交えながら 人種とは、 それから生じる 偏見とは、 アイデンティティとは なにか、 を 作者の目線と、ときには母親の目線で、 こちらに向けて伝えています。 おもに息子さんを取り巻く環境を、語っています。息子さんは、アイルランド人の父と 日本人の母をもち、イギリスで育つという経歴をもちます。 いろいろと経験をするなかで感じる、かすかで大きい違和感をいだきます。 どこにも属さない自分って、いったい何なんだろう。と。 私たちも 生活をおくる中