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Googleと、褒めてくれる人がいれば、子どもは誰でも勉強ができるようになる。

この記事を見た時、度肝を抜かれると共に、
「確かにな」と納得した。

これは、インドの教育科学者スガタ・ミトラ氏が研究した内容をTEDで発表したものだ。

研究の内容は、

・貧困層の子供たちにパソコンを用意

・インターネット環境だけ与え、課題を置いて放置する

・困ったらSKYPEで遠く離れたボランティアスタッフと繋がって、教えてくれる

・とにかくほめてくれるおばちゃんを用意したら

・高所得層の通う私立小学校の生徒たちと同じ学力までアップした

という内容だ。


研究は段階的に行われており、

①コンピューターを置いたら、子供たちは使えるようになるか?→YES

②英語の訛りが強い地域にパソコンを置いたら、訛りは矯正されるか?→YES

③バイオテクノロジーを英語で自習出来るか?→YES テスト結果が0%から30%にアップした。

④バイオテクノロジーを全く知らない、ひたすら褒めてくれるおばちゃんをつけたら、どうか?→テスト結果が50%にアップした。

という流れ。

これを読んで、自分にも思い当たる部分があった。私は、覚えている範囲だが、初めて海外に興味を持ったのが高校1年生の英語の授業だった。教科書に、バングラディシュのグラミン銀行に関する文章が載っていて、それを読み感銘を受けたのだ。

その後、大学に進学するが、海外には何度か渡航していたものの、あまり熱心に勉強をしていなかったため、英語は伸びず。

社会人になり、将来海外駐在員になる目標のために、朝活で英会話教室に通い始めるが、仕事に終われ、お金だけを支払い続け、結局英会話教室にも徐々に通わなくなった。

そんな私でも、チャンスを頂き、ベトナム駐在が決まり、現地に行く事になった。ただ、いざ、現地で働き始めると、オフィスのベトナム人スタッフの皆さんはとても優秀で、ほぼ全員日本語が話せた。そして、お客様も日系企業だったので、英語を使う機会はほぼない。

そんな私に転機が訪れた。

あるベトナム人の同僚の結婚式に参加した時、同僚の友人が参加しており、その娘に恋をしたのです。共通言語は、「英語」。私のたどたどしい英語では、なかなかコミュニケーションが計れない。

「よし!本気で勉強しよう!」

彼女に英語でメッセージを送るために、Google翻訳を活用しまくり、メッセージを送ります。電話は当時の私の英語力ではハードルが高かったため、まずはメッセージで訓練。2ヶ月経った頃、デートに誘う。しかし、英語がなかなか通じないため、会話が弾まず、もどかしい想いを抱えながら、勉強に励んだ。その結果、数度目のデートで告白し、見事お付き合いする事が出来たのだ。その後、一年強のお付き合いの中で、励まされたり、英語の上達度合いを褒めてもらったり、何度もケンカを繰り返したりする内に、僕の英語力は磨かれて行った。最終的に別れてしまったが、今でも彼女には感謝している。

このように、何度も「勉強しよう!」と思っても挫折していたのが、ある時強烈なモチベーションを起こす機会に恵まれ、また、それを側で支えてもらう事で、英語を習得する事が出来た。

スガタ・ミトラ氏の研究は、子供だけでなく、全ての人に通ずると思います。(習熟度の早さに差はあるでしょうが)ぜひ、元の記事、TEDの動画もチェックして頂ければと思う。


タイトル画像出典元:https://www.google.co.jp/



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