アメリカのマーケティング事例や、日本で最新ツールを導入するポイント!!BtoBデジタルシフト2020、株式会社LEAPT 戸栗 頌平さんのセッションから

マーケティングをやっている人間が書くようなタイトルじゃないくらいめちゃくちゃ長いけど、先日6/18(木)に才流さんが開催した「BtoBデジタルシフト2020」に参加しました。

https://sairu.co.jp/conference

Twitterやメディアで人気?の方々がたくさん出ていて、もちろんセッションはすべて面白かったです。そんな中で特に自分が知りたかったのは海外の最新のマーケ事情や情報のインプットについて。
MAの運用や施策の企画から実行、計測までを仕事にしていて、日本語の情報は比較的取りに行けている自信があったのですが、マーケティングは海外情報が最新で日本に入ってくるまで時間が掛かると聞いていたのでここで学びたいなと。そんな感じで参加したセッションからの学び。

もくじ
1.株式会社LEAPT の戸栗さんとは?
2.日本と海外の違いを認識する
3.海外の流行り
4.最新ツールを会社で使いこなすには?
5・まとめ

1.株式会社LEAPT の戸栗さんとは?
株式会社LEAPTはマーケ支援の会社で、2015年に戸栗さんが創業。戸栗さんはHubSpotの第一号社員でマーケの責任者もやっていたよう。
オーストラリアの大学院も出ていたようで、英語でのインプットアウトプットも不都合なくできる、といった感じでしょうか?
能力はもちろん、HubSpotに一号社員で入社するほど情報感度がすごい人のインプットが学べたらなという狙いでした。

https://twitter.com/shoheitoguri

2.日本と海外の違いを認識する
言われてみたらめっちゃ当たり前の話でしたが、マーケティングの言葉はアメリカやヨーロッパから来ています。海外から来ているということは日本でそのまま使えない可能性も有る、という前提からまず理解しましょう。そのうえで実感する海外との違い

①顧客への考え方
特に違いを認識するのがツールやDXやデジタルシフトを導入するときに海外では「顧客の満足度を上げること」が一番優先されるが、日本では自動化や従業員の効率化などが主。また、様々なレポートでも例えばリモートワークの満足度調査を調べてもアメリカでは顧客がどう思っているか?知ることができるが、日本では従業員への調査がほとんど(らしい)。

アメリカ=顧客志向、顧客に良い体験をしてもらうこと
日本  =従業員が効率化したり、自社サービスの改善、のように自社を中心に考えている(のが目立つそう)

画像1

※当日スクショしたスライドです。ダメだったらすぐ消します!
こんなイメージだそう

②組織や働き方
アメリカは企業寿命が15年、年間新規登記数が600万、マーケティングカンファレンスが数十~数百あります。
対する日本は、企業寿命89年、年間新規登記数10万、マーケティングカンファレンスも十数個程度。競争率が全然違う。そのため、専門職型の組織になっているそう。

<組織>
部門内の職責が細分化。その道のプロが職責を遂行する
<働き方>
日本=メンバーシップ型
米国=ジョブ型
一貫した顧客体験のために、専門職を雇う。

つまり、顧客のためにデジタルシフトを行い、顧客体験のためにプロがその職務をまっとうする組織を作っているそう。

3.海外の流行り
大きく3つのことを教えてもらいました。
1つ目は、海外、特にアメリカでは流行っているのは、「2」でも記載しているように顧客観点、顧客の成功が自社の成長つながる、という考えが伸びているそう。

画像2

例えば、MARTECHのSTACKIE賞という自社サービスのコンセプトの表して一番素敵なコンセプトを表彰する賞があるそうですが。
2017年20%が、2018年35%、2019年42%が円の中心に顧客を置いている。
顧客中心の商品やサービス設計が流行っている。

2つ目がまた、顧客中心のマーケティング活動をするためにアジャイル型のマーケティング組織も流行っているそう。

画像3

アジャイル型とは、数ヶ月考えて施策を一つ回すのではなく、すぐにやってどんどん改善するようなイメージでしょうか。

3つ目は、マーケティングオペレーションというデータやツール周りの管理の専任者を置くこと。MAやCRM、SFAが流行ってこのデータを見れる人が求められているそう。

4.最新ツールを会社で使いこなすには?
また、海外で生まれたツールを日本企業が使いこなすには、これまで出てきたようにまずは、日本とアメリカの違いを理解しましょうという話がありました。
そして、なぜそのサービスが生まれたか?の背景を理解しようとのことでした。


画像4

上記のスライドが使われていますが、なぜCRMが70年代にでたのか?そして2000年代にHubSpotやMarketoが出てきた理由は?と深ぼっていくことでなぜ、その製品が本当に自社の課題に合うのか、適しているか考えられるかと思います。
自分もここの知識は甘いので、簡単にまとめてみたいと思います。

5.まとめ
海外との違いは、顧客を中心にするか、企業従業員を中心にするか?
そして、海外での流行りは、
①顧客中心のマーケティング活動
②競争の中で勝つための専門職で作られた組織やMktg Operationという職

だそうです。もっと海外の事例や最新の情報を追いかけられるようん、マーケティング、とくにMAやデジタルの最新事例を学んで発信できるようにしていきたいです。

サポートいただけるくらいなら、コメントください