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小さな診療所から(7)

 40代女性Eさん、10年前から脳内の巨大動脈瘤を指摘されているものの手術適応ではないと主治医から言われています。
 てんかん発作予防のための時折、大学病院を受診するのみで、一定期間で交代してしまう主治医とはあまりコミュニケーションが取れていない状況でした。こうした状況から医療不信が続いており、あまり現状の健康状態について相談することもありませんでした。

 そうした中で、われわれのグループである「日本統合医療センター」のホームページを見つけましたが、やはりクリニックの受診は精神的なハードルが高く、しばし逡巡していました。
 そこでホームページに記載されていたコンシェルジュ制度(相談外来)を知り、まずは、医師ではない女性相談員であるコンシェルジュに現状を相談してから、クリニックの受診を決めることができるのであれば、と思い相談に訪れました。

 コンシェルジュと十分な時間をとって、病気のことからプライベートな話までする中で、次第に医療への不信や不安がとれ、良好な関係を築くことが出来ました。
 こうしたコンシェルジュとの良好な関係の下、クリニックへの受診にも関心をもつようになり、現在は定期的に受診されるようになりました。
 また、この関係を基盤に、大学病院へも情報提供として連絡を密にすることで、主治医と相談者(受診者)との関係改善にも一役買うこともできました。主治医との関係改善により、処方薬も納得して定期的に服用し、今後の大学病院でのフォローアップの方針も明確にすることができました。
 大病院とのコミュニケーションの良好な媒介のためにも、小さな診療所の意義は大きいと考えさせられたケースでした。

 当センターのコンシェルジュは、こうした医療不信の方々に対しての心のフォローとともに、医療への良好な橋渡しをするために活動しております。ご興味ある方は、お電話にてお問い合わせ、ご予約を承っております。

 また通常の心理カウンセリングとしても、活動しており、とりわけ「アトピージプシー」としてさまようアトピー性皮膚炎患者さんの様々な相談に専門的に取り組んでいます。
 こんな問題でクリニック受診していいのだろうか? というような「迷い」「ためらい」のある方には、まずはコンシェルジュによるカウンセリングをお試しされることをお勧めいたします。

ご興味ある方こちら ↓ ↓ ↓

アトピーカウンセリング


つらい時の不調ケア画像

名医が教える つらい時の不調ケア
星雲社 2018-08-23


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