最近読んだ本

マチネの終わりにを読んだ。映画はまだ見ていない。

ネタバレはよくないので諸々割愛するが、切ないという言葉ではうまく伝えられない悲哀と幸福が混ざった物語だったという感想を持った。

友人がこれは名作だ!是非読め!と言っていたのを思いだし散歩のついでに本屋で買ってきた。

序文から物語が始まるのだが、私はこの物語を「書くべき」と序文で語っているのは登場人物のF氏かしら。と思っている。

物語の内容には触れないが、読み進める中で思ったのは、案外セリフが多いなということである。大雑把に恋愛小説だからそうだろと言われればそうなのだろうが、主人公の男女が会話する場面だけでなく、それ以外の登場人物どうしの会話が多い印象だった。

それ以外の心理描写については私は少々退屈さを感じたが、物語が終わる頃には二人が幸せになってほしいと思いながらも一気に読み進められた。

今回単行本を購入したが、全464ページある2.5センチほどの小説である。このページ数の中で主人公の男女が直接対面して言葉を交わすのはたったの80ページしかないのだ。(わたし調べ)

しかも、純粋に2人きりなのはなんと41ページしかない。読みながら全然ランデヴーせんやないか。いつ幸せの壺にはまるんや。と待ちくたびれてしまった。

最後に、映画は見ていないのだが、読了後に映画のキャストを調べてみたら、マネージャーのイメージがピッタリすぎて笑ってしまった。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?