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ティンクチャーを作ろう

先日、仕事の隙間時間に「ローズ」「エキナセア」「カレンデュラ」のティンクチャーを作ってみました。

瓶の大きさはバラバラなので作り方は『適量』です。

作り方はとても簡単で、消毒済の保存容器にドライハーブと25度以上のアルコールを入れるだけ。


ティンクチャーとは

ウォッカ、焼酎などの蒸留アルコールにハーブを浸して有効成分を抽出したものを「ティンクチャー(=チンキ)」と呼びます。
用途は、薄めて飲用したり、薬膳ハーブ酒として。外用ではシップ、入浴剤、化粧水、うがい、虫よけスプレー、お掃除等利用の幅はたくさんあり、まさに万能薬といえるでしょう。
「10年もののチンキ」などもあるように、25度以上のアルコールなら長期保存可能なのも嬉しいです。
私の性格上、1週間以内に使いきって下さい、というような使用期限の早いものを作る勇気がなかなか持てません。
効果が高くて長持ちするなんて最高です。

作り方と材料

【材料】
・ドライハーブ 適量
・25度以上の蒸留酒 適量
(私は35度のホワイトリカーを使いました)

【作り方】
①消毒した瓶の中に、瓶の1/3ほどの量のハーブを入れ、ハーブが完全につかる量のお酒を瓶に注ぐ。
(※消毒…煮沸消毒かアルコールスプレーをして布で拭く)
(適量…おおざっぱですみません。)
②常温で1~2週間置く。その間、1日1回は瓶を振って攪拌する。
③1~2週間経ったら完成。中身のハーブをコーヒーフィルターなどで無駄なく漉して遮光瓶に移す。
④瓶には日付、何のティンクチャーか、わかるようにラベルを貼っておきます。
⑤保存は直射日光の当たらない日陰で保存します。

万能ティンクチャーの活用法

【内用】
マグカップ1杯につき、ティースプーン1杯のティンクチャーを水や白湯で薄めて飲用。
大量に作った場合は、薬膳ハーブ酒として炭酸で割ったりしてもおいしいです。

【外用】
化粧水…精製水とティンクチャー(10%以下)で完成。保存は冷蔵庫で1週間以内に使い切る。
その他は、虫よけスプレー、うがい薬、マウスウォッシュ、入浴剤、除菌スプレーとして

わたしが「チンキ」と呼ばないわけ

チンキ=ティンクチャーというWordは、まだ市民権を得ていないように思います。
「ヨードチンキ」「赤チンキ」など昭和から現代に至るまで、まだまだチンキといった方が通じるのが現状ですが、日本以外では「Tincture(ティンクチャー)」と呼ばれているため、私は世界共通の「ティンクチャー」の方で呼んでいます。

昭和の「チンキ」たち 

私が作ったハーブティンクチャーの効能

  • ローズ・・・内用、外用どちらもオススメ。美肌効果(保湿、収れん)、口腔の炎症、や喉の痛みにも◎、便秘や下痢の症状にも効果あり。ハーブの女王と呼ばれているほど様々な症状に効果があり、ヨーロッパでは薬として用いられてきました。

  • エキナセア・・・風邪予防、免疫力アップ。こちらは内用がオススメ。ネイティブアメリカン先住民の知恵。

  • カレンデュラ・・・内用、外用どちらもオススメ。皮膚、粘膜の修復、消炎、抗菌、抗ウィルス、皮膚のガードマンとも呼ばれているハーブです。


日本メディカルハーブ協会のblogにも詳しく書かれています。

参考:https://www.medicalherb.or.jp/archives/164303

作ったばかりなので1~2週間後が楽しみです。
今週実家からびわの葉が届くので、びわの葉ティンクチャーも作ろうと思います。

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