高瀬千景
そういえば昔、『花心』って題の詩集書いてたな…なんて急に思い出してネットで検索。まだサイトが存在していたので、見つけることができました。その時書いていた作品たちを、ちまちまとこちらに異動します。m(__)m ※花の画像も載せたいです。
はじめに※このお話は、『小説家になろう』で行われた『春の旋律』という企画モノに参加した時に書いたものです。なろうさんで、まだ読めました。(今はパスワードとかメアドを忘れてログインできません。) 『春の旋律企画』…何かの曲をイメージして小説を書く…というモノでした。この小説の背景を流れる曲は何か…。その辺も考えながら読んでいただけると、楽しみが増すかもしれませんよ⁉ *春を見つけに*雪にすっぽりと覆われた地帯に、久しぶりに温かな陽射しが差し込みました。 雲の切れ間から顔を
残雪の残る北国の風景も ようやく色づきはじめる頃 モノトーンの世界に いち早く色を添えるキミ まだ冷たい風が吹き抜ける中 陽気な日差しに誘われて 輝くような黄色い花を咲かせる 小さな小さな春の使者 花々が咲き乱れ 色鮮やかになるまでもう少し だから今は 春の足音を感じながら 小さな子どもと手をつなぎ 小さな春を見つけに行こう‼
はらはらと 散りゆく花びらを 掴み取れれば 恋の花も咲くだろう 嘘か真か 誰かが言った言葉に 自分の恋をかけて 願いをかけて… 桜の木の下 今日も必死に 花びらを掴もうと 空に手を伸ばした 彼との恋が うまくいきますように… と――――