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一番高収入で一番〇〇な彼

まず、新年早々に彼氏とお別れしました。
港区のタワマンに通う日々はもう終わり。コンシェルジュにお見送りされるのはいい気分だったけど、とっても不思議な二ヵ月だった。

ただ、猫が苦手なわたしが彼の家の猫をかわいいと思え、彼との別れよりも猫との別れが辛かった。その猫は18歳。もう十分おばあちゃんの上、彼は猫アレルギーで触ってあげることを殆どしてあげていなかったから。

前の奥さんもこんな気持ちで猫を手放したのだろうか。愛情を注がれない猫に同情し愛おしく思えた矢先の出来事でとても残念だ。

彼から別れは切り出された。
「今日をもってパートナー関係は終わりにして、お互いに別のパートナーを探そう」と。傷つけたくないから理由は控えるという彼に理由を聞きだした。

「大きく4つある。一つ目は・・・」と、プレゼンのように淡々と話された。価値観の違い。お金の面を頼りにされている感じ。品格のなさ。交友関係。受け入れきれないと判断したとの事。

全ていおいて反論したかったけど、面倒なので「わかりました。」とだけ伝えた。

価値観については確かに全く違った。でも違うのが当たり前だから私は気にしていなかった。これから擦り合わせていくものだとおもってたからだ。

お金については私の年収を伝えてお付き合い開始したし、彼とは外食したこと無く、高級品をねだったこともないが、コンビニで彼が買い物しているときに、私がかごにお茶を入れた。


すると彼は「俺はお茶なんて飲まないんだから自分で買ってくれ」と100円のお茶を渡してきた。このあたりから不穏な空気が漂ってきた。
こちらは交通費を払って彼の家に行っている。彼が家に来てくれることはない。そしてキッチンを使われるのが嫌そうだったから、煮物など手料理をいつも持参した。

なのに、100円のお茶を買ってくれない彼に不信感を抱いていた。その晩、彼とお金について話した。割愛するがそれから交通費は現金で支給されるようになった。なんだかデリヘル譲みたいで嫌だった。スーパーで買い物する時は少し私が払うようになり、光熱費についても言われたので髪は洗わないようにした。

薄給のわたしに二重生活はきついものがあった。自分の家でも料理はするし生活があるのに、週末にかれの家での食費も負担する。髪も洗えなければ洗濯もしてもらえなかった。

彼は年収が四桁の高給取りで、わたしの5倍程あるのにずいぶんとケチ臭いなと思った。

高級なマンションにくらしつつ、着ている部屋着はボロボロで、10円でも安く野菜を買えるように高級な電動自転車で桐谷さんのように何個かのスーパーマーケットを走り回っていた。

その癖に、深夜にウーバーでマクドナルドなどを利用するといったお金の使い方は本当に理解できなかった。

脂質は一日〇gまでとか、糖質はとらないとか、国産のものしか口にしないといいつつ、深夜にスイーツやマックナゲットを食べているのも馬鹿馬鹿しいと思っていたけど、それも受け入れる覚悟でいたけど、

私は全て顔と行動に出てしまっていたのだ。

何をやるにも口出しされ、命令口調であれやこれや言われると、自然と笑顔がなくなる。会うのが億劫になる。無理に会いに行った日には過呼吸になった。

これを彼も感じていたし、不快に思ったはず。

彼はバツイチで元妻は専業主婦だったという。そんな元妻から離婚したいと切り出されたと聞いたことがあり、最終的には財産分与でほとんどのお金をもっていかれ、親権もとられたという。

これまでお付き合いした男性の中で一番高収入だったけど、一番ケチだった。正しいお金の使い方だ。という友人もいたけど、そこに愛は感じなかった。価値観の違いがあったら、スキンシップをとりながら話しをしようと言っていたけど、そんなこともなく終わった。

彼は今もマッチングアプリで精力的に新たなワイフを探している。プロフィール欄に嘘を並べて。

高収入、バツイチ、子供別居という男性はモラハラか自己中のどちらかだと思う。

彼のマッチングアプリのプロフィール欄には、穏やか・やさしい・家庭的とあるが、そんな人はバツがつくわけない。ということを肝に銘じてほしい。



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