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積極的と消極的

今日、アクティブリスニングについてのウェビナーで登壇した。

その中でアクティブリスニングは積極的傾聴ではないねという話をした。アクティブとは活動を伴うという意味で、より精緻にいうならば活動というよりも「行為」を伴うものだ。

ちなみに、行為には意図が入る。活動は動きがあるもので意図はなく、行動と近い。行動と発言を合わせて言動となり、行動のしたひは身体と動きを表す動作がある。

いきなり脱線した。では、積極的とは一体なんだろうか。

積極的は和製漢語で、反義語は消極的だ。これは、オランダ語を和訳した際に作られた言葉で、元々は物理用語だ。

今、積極と消極は、陽極と陰極に置き換わっている。元々の言葉は、ポジティブポールとネガティブポールだそうだ。

積極的と聞いて、いま「極」の意味を感じる人はいないだろう。今は、ポジティブという意味になっている。アクティブではないのだ。写真でネガとポジというが、これは陰陽なので積極がポジティブというと少しピンとこないところもある。特にネガティブと消極的はイコールには見えない。

陰陽、正負のような反対概念ではく、消極的は積極的でないという意味でしかない。

ポジティブリスニングを積極的傾聴と訳すなら、納得はできる。

駅についたので、今日はここまでにする。


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