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オンライン講座でイーユン・リー『黄金の少年、エメラルドの少女』を読みました

 2024年2月7日に、NHK文化センターのオンライン講座「文庫で味わうアメリカ文学」でイーユン・リーの短篇集『黄金の少年、エメラルドの少女』(河出文庫)を読みました。
 この作品集は本当に名作ぞろいで読みながら心底を堪能しました。女性同士の愛を描いた「優しさ」なんて、何度読んでも激しく胸に迫ってきます。受講生の方々も、もともとイーユン・リーの作品が好きな人が多くて、なんだか心強かったです。
 イーユン・リーはもちろん長篇もいいんですけど、こういう中篇から短篇といったサイズ感で、寂しさの話や細かい心理分析が出てくると、じっくり細部まで味わうことができますよね。やっぱり作品がいい、と意見がたくさん出て授業も楽しいです。
 次回は3月6日で、ケン・リュウ『紙の動物園』を読みます。これも楽しみです。

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