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オーロラは地球だけのものではない

一生に一度は見てみたいものがいくつかあります。

その1つが「オーロラ」です。記念旅行で観光ツアーに参加する人もいますが、場所が限られているのと、必ずしも見れるわけではありません。

1つ紹介サイトを載せておきます。

上記に書いている通り、地球の極域近辺で見られる大気の発光現象です。

では何が発光源なのか?

答えは「太陽」です。

太陽は太陽風と言われるガスを放出しており、その要素は電子や陽子などの電気を帯びた粒子(プラズマ)です。

この太陽風が地球に到達した際、地球の磁力に引き寄せられ、地球の大気中にある原子に衝突して発光し、オーロラが発生する、というわけです。

この太陽風は素敵な景観を生むだけでなく、問題も引き起こします。
それについては過去にも投稿したのでここまでにしておきます。(1つだけ添えると、後半に書いてますが周期的にピークがあり、次回は2025年)

ともあれ、今回は楽しい話題に絞ります。

実は投稿時点のまさにこの日に、アメリカ北部で最上級のオーロラショーが見れるかもしれない、という記事が発表されています。

また素敵な写真を見つけたら紹介したいと思います。(野暮なので解説抜きにして☺)

で、このオーロラが地球だけの専売特許かというと、そうではありません。

現時点で最強のオーロラは「木星」です。1つ記事を紹介します。

上記記事内の図

上の図だけでもそのスケールの大きさが感じられるでしょうか?

木星は地球よりもはるかに大きく、上の写真の赤斑が地球かそれ以上の大きさというイメージを持ってください。念のためWikiに比較写真も載せておきます。

上記Wiki内の引用画像

地球と大気組成が異なるので、オーロラの見え方も異なります。

つまり、惑星によって個性的なオーロラが見えるというわけです。

そして2023年。最新の宇宙望遠鏡(ジェイムズウェッブ)の画像から、天王星のオーロラが初観測されました。

上記記事内の画像

「水金地火木土天海(すいきんちかもくどってんかい)」
と、小学生の時に暗記した記憶がありますが、超遠いところにある惑星で、過去に近づいたのはボイジャーのみです。(ちなみにまだ現役!)

特に天王星は太陽を回る角度と自転のそれとがほぼ直角という極めて特異な天体です。(地球は約23度で他もそれぐらいの傾き)

まだこの画像は遠隔でぼんやりとしていますが、いつかはこの謎めいた惑星に降りてすばらしいオーロラ画像または動画を届けてくれると思います。

宇宙の天体美術ショーがあれば主役を飾りそうなオーロラ。
まずは1つ1つを個展で楽しみます。

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