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AI(人工知能)×AB(人工身体):超リアルヒューマノイドAmeca

先日、NHKの長寿宇宙科学番組コズミックフロントが終わり、最新科学を紹介する新番組フロンティアの話をしました。

その2回目のテーマが「AI」で、冒頭から興味深いヒューマノイドが登場します。ハイライトが公開されているので貼っておきます。

サムネイル画像でも存在感を際立たせるこのロボットはameca(アメカ)といいます。番組の中で要所要所で人間と対話し、英語・日本語で絶妙な対話を行っていきます。
途中で好きな日本の歌を聞くと米津玄師の「Lemon」と答え、そのまま番組内で流れるというなかなかにくい演出もあります☺(それが上記サムネイル画像)

動画を見ればわかるように、会話の滑らかさだけでなく、それと連動する身体的な動きも滑らかです。
特に、顔の喜怒哀楽(番組では怒ってはいませんでしたが)は全く違和感がなく、どんな仕組みで動作しているのかがとても気になりました。

下記がamecaの公式サイトです。

ざっくり言うと、AI(人工知能)とAB(人工身体)によりつくられた人間に近い表情・ジェスチャーを再現できるヒューマノイドです。
プログラミングされたモーションキャプチャーによる目や口の仕草、指のジャスチャー、ゴム製の皮膚などによって作成されています。

なお、AmecaはAIをテストするプラットフォームとして開発されており、機械学習アルゴリズムの開発などを社外の開発者に開放していくスタンスだそうです。したがって、どんなコンピュータ言語にも対応するとのことです。
その指令をつかさどるのがロボットオペレーティングシステムTritiumで、Webブラウザでアクセスできるとのこと。ぱっと読む限りここの技術すごいですね。

ちなみに、番組内では音声対話はChatGPTと述べられていましたが、上記の開発スタンスから、Bard(by Google)やClaude(by Anthropic)などにも対応できそうですね。

ですので、対話だけであれば驚きはあまりなかったのですが、驚きはそのハードの動きです。
公式サイトによると、徹底的に3D情報を撮影してモデリングしたとのことです。皮膚感がきになっていたのですが、公式サイトを見る限りシリコンを採用しているので、それは人間での人工皮膚と同じみたいですね

ぜひ、こちらの公式動画をご覧ください。

なんと、絵を描くこともできます。

開発用途のため、高スペックなのは当然ですが(価格は非公開で問い合わせベース)、この動向を追うだけでヒューマノイドの最先端が垣間見える気がします。

いつかリモートで対話してみたいものです。

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