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事業承継の割合について

◆目線合わせの重要性

前回も触れましたが、結局後を継ぐ息子さんが、新卒でお父さんが経営する会社に入ろうと、どこかで修業をしていようと、例えば大企業に入っていようと、ちゃんと経営者であるお父さんが「お前に継いで欲しい」って伝えることと、後継者にあたる息子さんが「ありがとうございます。頑張らせてもらいます。」って応える。このお互いの目線合わせをすることが、一番大事だと思います。

その後で、10年後の会社だったり、従業員だったり取引先だったりお客様のことを同じ目線で考えて、日々の仕事をしていく。ここがキモです。

◆割合のこと

僕のクライアントや、外部の資料を調べてみて感じてるのが、親族で承継をさせる割合が、だんだん下がってきてるんですよね。

逆に少しずつ上がってきているのが、長年寄り添ってくれた親族以外の人を社長に昇格させるという率が着実に増えてきています。親族に継がせる割合と肉薄してきています。M&Aの割合も確実に増えてきています。

◆内部昇格

都内のデザイン会社さんの社長さんの例ですが、60代の女性の社長さん。
旦那さんと一緒に起業したけど、旦那さんが亡くなってしまって、急遽それを引き継いで、頑張ってやってきた。

今は、経営が安定している。しかし、お子さんがいらっしゃらないので、社内の30代の営業担当の方に
これから5〜10年かけて事業承継をしたいと考えているそうです。

お話を伺うと、やっぱり旦那さんと一生懸命立ち上げ、30年やってきた会社を存続させたい思いが強い。
信用できる人に任せ、会社を継続させて欲しいと熱い思いを持っています。

この社長さんはまだ後継候補者がいるので、良いのですが、承継者が見つからず、やむなく廃業という例も増えてきています。

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