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⑪(最終)「コロナウイルスのパンデミックをふりかえって~ある地方開業医の視点~」              第5章 日本のコロナウイルスパンデミックは第8波ののちR5.5で終わったが、R6.1にコロナウイルス感染第10波を迎えている

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第5章 日本のコロナウイルスパンデミックは第8波ののちR5.5で終わったが、R6.1にコロナウイルス感染第10波を迎えている

R2.1 横浜クルーズ船での感染にはじまった、日本でのコロナウイルス(COVID-19)パンデミックは、R5.5の2類から5類への移行(全数報告終了)とともに一応おわりを告げたと考えてよかろう

以前、提示した、A県O市の、感染者の推移のグラフを再褐しよう。


この間、mRNAワクチン5回。 緊急事態宣言、まん延防止重点措置の発令8回:  R4.1の発令が最終なのは、R3.8の東京五輪がおわったから?あるいは、デルタ株からオミクロン株(≒デルタ株と別物)、になったから?


 その後、全数報告はなくなったが、いろいろ検索すると、R5.8前後に第9波、R6.1前後に第10波がきていることは全国共通のようだ(ただし、R5.5以降、コロナの話題はマスコミやWEBでとてもすくなくなっている)。

 ぼくは、愛知県A市でクリニックを開業しているので、R5.5以降の当院のコロナ陽性者数を次にだす。

 

 これまでに、示したように、当クリニック、A市、愛知県、全国、のコロナウイルス感染者数は比例していた。
(そのため、当クリニックの症例だけで、間接的に、ワクチンの効果を示すというはなれわざもできたほどだ)
 なので、クリニックだけの、この感染者数の推移だけで、R5.8をピークに第9波、R6.1をピークに第10波が来た、と断言しても差し支えあるまい。

  当院のR5.5以後のウイルス検査方法は、以前の写真のように駐車場で防護服を着る、というものではなく、院内の待合の別室でマスクとフェイスシールドとマスクをするという簡易な方法にかわっている。細かいことだが、ウイルス検査はR5.5から(治療薬は少し遅れてR5.10から、ほぼ。R6.4から、完全に)有料となった。
 また、R6.1以降の第10波では、今まで、当院では一度も経験してなかった「フルロナ」(インフルエンザとコロナの同時感染)が6例でた。インフルエンザの大流行も同時におきている。

 そんななか、R6.2ぼくの母が87歳で、コロナウイルスが原因で死亡した。

 それこそが、今回、ぼくがこの一連のエッセーを投稿しようと思ったきっかけでもある。

「死した母が、生けるぼくを走らす」

 コロナパンデミックであろうがなかろうが、そんなことは関係ない。
 風邪をひいたとき、他の人になるべくうつさないようにするという感染予防の気持ちを各自がもつような雰囲気がほしい。

 彼女は7回もコロナ予防ワクチンをうったのに、感染し、死亡した。
 ワクチンがいい、とか悪いとか、副作用がどうだとか、なんて関係ない。
 もっと効果のあるワクチンを早く開発してほしい。

 彼女は、ゾコーバをのみ、ベクルリーを投与した。しかし効かなかった。
 薬が高価だとか、補助があるとか、細かいことよりもなによりも。
 そんなことより、私の母を救えることができるような、効果の高い薬を開発してほしい。

 まだ、コロナパンデミックは終わっていない。

 単に、コロナウイルスによる死亡のが、マスコミやWEBの話題にほとんどあがらないだけだ。
 R2より前にインフルエンザによる死亡数が、問題視されてもおかしくない数に増えてきているのに、マスコミやWEBの話題にほとんどあがっていなかったように。

 

 


第①話へのリンク:①「コロナウイルスのパンデミックをふりかえって~ある地方開業医の視点~」                      第1章 コロナウイルスパンデミックは、今まで隠れていた現実を、いろいろ垣間見せ、あぶり|kojikoji (note.com)    


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