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②「コロナウイルスのパンデミックをふりかえって~ある地方開業医の視点~」                      第2章 2020.1の横浜ダイヤモンドプリンセス号のクラスター発生から2023.4の症例発生全数報告の終了まで     1 全体の概観

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1 全体の概観
 
 この4年間に及ぶCOVID-19のパンデミックの最初の2年間は、デルタ株、後半の2年間は、オミクロン株が流行した。
 このデルタ株とオミクロン株は、同じコロナウイルスでも、その致死率や感染率からみると、あたかも二つの異なるウイルス、ともとらえられるほど性質が異なる。
 デルタ株からオミクロン株になって、確かに致死率は下がったが、オミクロン株は感染率(感染者数)がデルタ株やインフルエンザと比べ半端なく高く、結果死者数がデルタ株流行時とくらべとても多くなっている。
 
 もう一度(注1より)




 このようなグラフを、パンデミックの数年間、ぼくはヤフーのトップ画面で毎日のようにながめていたものだ。そこには、全国と都道府県別のデータがほぼ毎日のように更新されていた。
 一方、ぼくの開業しているA県のO市の医師会では、医師会員から感染者数のデータを集め、保健所のもつ医師会員以外のデータを聞き、あわせたデータをほぼ毎日医師会員専用HPにのせていた。
 それをグラフ下したものが以下のものである。


➡は緊急事態宣言 💉はワクチン接種


 参考に、複数回だされた、緊急事態宣言とワクチン接種、もグラフにのせた。
 これ以外にくすりの承認の時期として
*R4.12にゾコーバが緊急承認。
 ラゲブリオ承認はR3.12
    パキロピット: R4.2    レムデシビル: R2.5
 
また、東京五輪以外の世の中のイベントで大きなものとしては
    2020 (R2).1 ダイヤモンドプリンセス号
 2020 香港の中国化
 2020   夏の東京五輪延期と2021夏開催
    2021(R3) 春 映画「鬼滅の刃」大ヒット
 2022(R4).7 安倍首相暗殺
 2023(R5).2 ウクライナ戦争勃発
 2023.10 ハマスイスラエル戦争勃発
 
 このような、ふりかえりは各個人の歴史を思い出す機会になるだろう。私自身も、グラフを作成しながら、自分自身にこの数年間に起こったことをしばし思い出したものだ。
 
     *
 
 デルタは抑えた?東京五輪のため、あるいは、デルタのための非常事態宣言だった?その後の、オミクロン爆発は、放置?
 死者は多い。
(単純比較でいえば、コロナウイルス流行前にインフルエンザによる年間死亡者数は1000人ほど。しかし、コロナウイルスによる年間死亡者数は25,000人)
 結局、有効なワクチンや薬ができないまま4年すぎ、国民の抗体保有率が90%こえてパンデミックはようやくおちつた。
 もちろん、完全に有効なワクチン、薬はなくても、その範囲でできる範囲のことはしたし、何より「行動の変容」はおそらく、90%の抗体保有までの期間を延ばし急激な感染者増による社会生活の破綻を回避できた(と信じたい。そうでなければ、あの苦労はむくわれない)。
 一部のひとのものでしかなかった「オンライン会議、等」は普及。そして、もともとの予想どおり、オンラインはあくまで補助で、メインの手段にならないことも多くのケースによって再確認された。
 
などなど

第①話へのリンク:①「コロナウイルスのパンデミックをふりかえって~ある地方開業医の視点~」                      第1章 コロナウイルスパンデミックは、今まで隠れていた現実を、いろいろ垣間見せ、あぶり|kojikoji (note.com)

第③話のリンク:③「コロナウイルスのパンデミックをふりかえって~ある地方開業医の視点~」                      第2章 2020.1の横浜ダイヤモンドプリンセス号のクラスター発生から2023.4の症|kojikoji (note.com)
 

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