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映画「日本独立」。憲法改正に揺れる日本と白州二郎と

久々にいい映画を見ました。元々私は、白州二郎と奥さんの正子さんの大ファンで、絶版の本も含め何冊か持っている。

今回の紹介の映画「日本独立」は、戦後すぐにGHQと日本政府や皇族、そしてその中でも吉田茂、白州次郎の生き様を描いたいい映画です。憲法改正は、国民が作ったことにしなければならなかったが、最終的にはGHQの案を翻訳したものでるのは、明るみになって久しいけれど、100%ではないにしてもその辺の歴史の暗部までしっかりと描けているところは素晴らしい。

人物としては、英国帰りの白州次郎が「ミルクマン」と自称してGHQと政府の伝達役になり、吉田茂を助けるとともに、日米安保条約までを橋渡ししている。もちろん、私は日米安保が良い悪いは議論しませんが、そうならざるを得なかった当時の人々の苦悩は察するに余る。

今現在、日本は増税してまでも軍備増強しようとする中、日本の歴史を振り返り日本の本当のあるべき姿を個々の日本人の私たちがもう一度真剣に考える時がきたのではないだろうか。

ちなみに、今回の映画で正子役の宮沢りえさんはハマり役。彼女しかいないって思える配役で。さすが白州次郎の妻だなって思っちゃった。白州正子の自伝は古本で手に入るので、ぜひ強くなりたい、男を転がす妻になりたい方は必読です。


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