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国会議員・水道橋博士に大いに期待していること。(追記あり)


 昨日の参議院議員選挙、れいわ新選組から比例区に出馬した水道橋博士が11万7779票を獲得して初当選しました。



 突然の出馬劇でした。
 ツイッターで動画を引用リツートしたところ、日本維新の会の松井代表に突然、訴えられた。それを機に「反スラップ訴訟法」を作るべく模索する中で、れいわ新選組の山本太郎代表から「参議院選挙に出馬して、国会議員になって自分の手で法律を作りませんか」と提案されて、これを受諾。
   急遽、参議院選挙に出馬して選挙活動を始めるという。「バッタバタ」を絵に描いたような展開でした。

 すべて「まず走り出してから考える」状態の選挙戦の様子は、水道橋博士が毎日更新しているnoteの日記、アメブロ、YouTubeで毎日、チェックしていました。
 「やる」と決めるとまっしぐらに突き進むのが博士なので「過労で倒れたりしないか?」「暑さとストレスで参ってしまわないか?」と心配でした。  

 が、元マネージャーの「Nマネ」(とても優秀なマネージャーさんで、かつて博士をスズキ秘書とNマネが支えた時代は「最強の3人」だったと思ってます)や、元弟子の山本さん(IT系社長になっててびっくりです)が駆けつけたり、選挙カーを運転して次の目的地に運ぶために各地に駆けつけた石井道場の石井代表、そして原田専門家さんや細田昌志さん、三又又三さん、アドバイザー役になった町山智浩さんら周囲のバックアップで、無事に選挙戦を完走して、参議院選挙に初当選。皆さんの情熱が報われて本当に良かったと思いました。


 出馬自体は唐突でしたが、水道橋博士はここ数年、メディアの状況を「このままでいいのか」と疑問視して、ひとりで戦ってきました。その戦いと心情は「藝人春秋」シリーズに書かれています。

 




  国会議員になった水道橋博士には、従来通りに毎日日記を書いて貰って「国会議員活動の可視化」や、法律を作るために超党派で様々な国会議員と議論もするでしょうから「国会議員たちの可視化」を期待しています。

 水道橋博士の強みは「○○は嫌だ」「××とは話さない」が一切なく、誰とでも会い、誰とでも議論できることです。

 今はツイッターなどSNSの力で、各国会議員の「質問力」や「議論する力」が以前よりもはっきりと分かるようになりました。
 一時期「不利」が伝えられた共産党の山添拓議員が、東京選挙区において3位で当選を果たしたのは、彼の質問力の凄さがSNSを通してよく知られており「山添議員が落ちて、6年間一度も質問しない議員やアンケートにまともに答えない候補が当選するなんて」という力が強力に働いたのだと思います。


<追記>こんな表がありました。やはり山添拓氏が無党派層の票を一番獲得していましたね。


 水道橋博士には、さらに突っ込んで、各議員の考え方や働きぶりをぜひnoteやYouTubeで明らかにしていってほしい、と思います。

 実際、選挙活動中、博士に遭遇して、コソコソと逃げてしまった人もいましたしね。
 普通に挨拶したり、自分の政策を話したり、議論したりが出来ない人が、国会議員として多額の税金を貰ってるのはおかしな話です。

 また、メディアでは、まともな議論をしようとせず、論点ずらしや一方的に自説をまくしたてて「はい、勝った!」なんていうのも終わりにしたいものです。
 全然、建設的じゃないし、日本の未来をより良くするために意見をぶつけ合うことを考えるよりも、自分が勝ったアピールをして得意げに笑っているなんて、いいトシの大人がやることではないし、見てるだけでも恥ずかしいんですよ。そういう人を識者として起用し続けているメディアも本当にそれでいいと思ってるのでしょうか?
 どうかしてる、と思いますね。

 まだまだ書きたいことはありますが、それはおいおい書いていくことにします。

 ちなみに、ほぼ一人で書いた格闘技ムックを除くと、私が初めて手掛けた書籍は、大仁田厚著「国会デスマッチ」(双葉社)なんです。

 当時の編集局長に「面白いよ!!」と絶賛されながら、全然売れなかった苦い記憶がありますが(苦笑)、この本の中身はとても面白いと自負しています。

 なぜタレント議員が、メディアに注目されて華々しく当選を果たしながらも、いざ国会に足を踏み入れると埋もれた存在になってしまって、国民から「何をしてるのか分からない」となってしまうのか。
 大仁田さんが実際に経験した話を聞いてみたら、納得するところが多くてそのまま本としてまとめました。「魑魅魍魎が跋扈する永田町」の恐ろしさの一端が、この本を読むとよく分かると思います。

 永田町は、政界の事情に精通した優秀なガイド役がいないと、前に進むこともままならないけもの道ですよ。
 まして、れいわ新選組にいると少数会派の悲哀や無力感を幾度となく味わうと思いますので、ぜひ水道橋博士には「国会デスマッチ」を参考にしていただきたいなあ、と思っています。



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