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【読書ノート】〜なんのために経営するのか〜

私事だが、会社を設立した。
その経緯を事細かに説明するのが目的ではないので割愛するが、理由としてはこの国の行末と
自分自身の将来に不安を感じたことと
学生時代から漠然と経営者というものに憧れを抱いていたからだ。

さてそんな中でふとこの書籍を見つけて
読んだので紹介したいと思う。

・なぜ経営には志が必要なのか
ここが本書の肝と言ってもよいだろう。
経営者が「こうありたい」という志を明確な言葉としてストーリーとして語ること。
そうすることで何をすべきかわかり、努力することができる。いわゆる「ゴールから逆算する」という発想なのだと理解した。
以前別の本で「目的や目標を決めてから行動する」と記されていた。よく「行動することは大事」と言われる。たしかに行動しないと何も始まらないのだが、「ではなぜ行動するのか?」を理解していないで行動することが私自身、多々ある。
「そんなのいちいち考えてる暇がない」
ただ漠然と行動するのと目的や目標を理解した上で行動する。結果は明白だろう。
ぜひ実践していきたい。
そして志を考える上でありきたりなものではなく
「自社ならでは」というのが大事だと知りました。

・どうありたいかを考え抜く
志を言語化する上で「自分達がどうありたいか」を
考えることが大事だと記されていた。
「こんな考え方を大切にしている」
「自分達の強みはこれだ」と掘り下げていく。
これは個人にも言えるが自分の個性や存在意義は
自分だけではなかなか理解し切れない。
「己を知る」ことは
企業レベルにおいても重要なのだと思った。

・本書全体を通して
「企業は人なり」この言葉になぞるならば
企業の在り方もまた人の在り方と同義なのかなと
考えた。そのためにはまず自分達の在りたい姿を見定めること、その在りたい姿に近づくために必要な価値を見出すことが大事なのだと気づかされた。

経営者向けの書籍かな?と思って読み進めたが
経営者だけでなく従業員にも経営感覚を身につける意味でも参考になると思った。
ぜひ一読して見てほしい。

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