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ペプシのCMの続編が観たい

僕は、『続編』という言葉がこの世で一番好きだ。漫画・小説・ドラマ・映画。数々の作品に付き纏ってくる言葉でもある。

その中でも、いつも続きが見たい作品は、
数多くあるが、その中の一つは、
『ペプシCMの桃太郎シリーズ』だ。

まず、CMの枠を越える映画並のクオリティ。
桃太郎演じるのは、小栗旬。鬼を演じるのは
ジュード・ロウ。これだけで、興奮する。
そして、世界観も世界にはない美しい背景。
そこに入る鬼という異質な造形。
何度も言うが、これはCMの枠を越えている。

そして、内容が面白すぎるのも心を掴む。
まず、桃太郎。鬼との戦闘に敗れ、鍛練を積むため、師匠探しをする。
弟子入りした師匠は、宮本武蔵。
修行を重ね、最後の日、武蔵から刀を貰い
仲間を探しに行く。

一人目は、犬。
犬は、元々人間で、狼に育てられた環境だった
しかし、彼は幸せに暮らしていた。
だが、その平和は鬼の訪れで全てが崩れる。
一族を殲滅され、彼だけ残される。

怒りと悲しみに暮れ、白髪になり、母が残した物を身に付け、鬼に復讐することを決意する。
桃太郎は彼と一緒に冒険することになる。

二人目は、キジ。
この村で、双子が産まれた。
兄の名は、カラス。弟の名は、キジ。
キジは、愛の力で村を収めていたのに対し、
カラスは力で村を収めていた。
その後、カラスは力を望み、鬼の仲間になり、力を得たが、カラスは力に飲み込まれ、
鬼と化してしまい、自我を失ってしまう。

それを知ったキジは、美しい且つ壮大な羽を
装填し、優艶な躍りを舞い、カラスがどこか
見ていることを切望している。

しかし、それは届かず、対決をしてしまう。
キジは、桃太郎とイヌの力を借り、カラスを
倒す。
しかし、倒したカラスの亡骸を見つめながら、悲しむキジであった。

三人目は、サル。
サルは力自慢で誰にも負けなかったが、
桃太郎の登場で、初めての敗北を喫する。
だが、桃太郎はサルという人間が欲しかった。
その後、仲間となる。
そして、鬼との決戦。

桃太郎・イヌ・キジ・サルを連れたが、
余りにも強く、サルは逃亡をする。
しかし、サルは命からがら、救助され、
鬼が何故いるのか?これは桃太郎の問題か?
人間にも非があるのでは?と演説し、
人間の力を得て、再び鬼ヶ島に帰ってくる。
それを見て、ニヤリと笑う桃太郎。

では、鬼と人間には何があったのか。
四人目、鬼。
昔、鬼と人間は共存していた。
この時の鬼は、人間の姿に似ていた。
鬼は、人間を徐々に愛し、人間は鬼の強さに
憧れと共存出来ると信じていた。

鬼は、人間と違い、力が強いので、
プロレスのようなお遊びを行い、市民にも
溶け込めるような事を行っていた。
しかし、ある日、鬼に嫉妬した者が、暴れる
巨大動物を放し、鬼に闘いを挑ませた。

鬼は、全身全霊を賭けて、市民に危害を
加えない為に倒し、市民から好感を得れると
思ったが、鬼の力に市民は恐れ、鬼を幽閉した

あの笑ったことや楽しかったことは、全て無に返し、悲しみと裏切られた憎しみの豪火に燃え、島を覆い尽くした。
その後、その島の名は、鬼ヶ島となった。

ここで、終わってしまうのだ。
鬼ヶ島の鬼と桃太郎の戦いの決着は描かれず、どちらが勝ったのかが分からない。

更に、もし鬼に勝てば、何があるのか。
そして、この世界には、どのような人物が
いたのか?

この世界が、もし他の昔話に繋がれば、
もう完璧であり、最高の展開を作れると感じる。

また、ペプシのCMが何故作られたのか?
考えてみれば、桃太郎をペプシと例えると
鬼は誰なのかと考えると、もう分かるだろう。

この続きは、自分が死ぬまでに描いて欲しい。

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