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良いところを伸ばす

ならいごとを始めました。

果樹の栽培を勉強しています。ブドウです。

良いところを残して伸ばして、弱いところは捨てる。
これからはそのくり返しです。
徐々に選抜し、最終的には1点集中。


4月よりスタートしており、今回で3回目。
今回は「芽かき」という作業をしました。

芽かきというのは、
ひとつの枝から数本発生した芽を、良い芽だけ残す作業のこと。

芽をそのままにしておくと、
伸びてきたときに葉が茂り、暗くなることで枝の伸びが不ぞろいになったり果実に栄養がいかなくなったりする。
なので発芽まもない不要な芽は若いうちに切り落とすのです。

これが本当に難しい。
未来を予想して見極めないといけないから余計に。

元気な芽を残すのだけれども、
ただ元気な芽を残すのではいけない。

来年の芽を考え、できるだけ本に近い芽を残す。
でも、頂芽優勢という性質があるため、根元の芽はどうしても花芽が付いていないことが多い。

元気な芽も、2本同じ場所から生えているとどちらかを選ばなければならない。
花芽の様子、後の作業効率、目が伸びる方向
いろんなことを加味して切り捨てる枝を選ぶ。

欲張って残しておくと、栄養が分散して成長が悪くなるそう。

いやあ、もったいないおばけの私にとったらとても頭を使う作業でした。



美味しい作物を作るためには、栄養を集中させる必要がある。
良い芽を大きく育てるのだ。

見極めて、伸ばして、大きくするべきところを大事にしないとですね。




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