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#338 地域の農業計画策定懇談会

 先日の夕方、公民館で会議があった。農業をやっている人がたくさん参加した。市役所からも農協からの参加もあった。農業の担い手不足が全国的に広がっている中で、これからの農業計画を考える懇談会だった。

 私が住んでいる中山間村では、鹿や猪の獣害の被害が山裾を中心にひろがっている。さらに気候の変動によってため池の水が激減して干ばつの被害を受けるときもある。

 私たちの村の多数の家では、自分の家で食べるくらいのお米を作っているだけで大規模な農業はしていない。田んぼには柵を巡らしているが猪や鹿の被害を受け耕作放棄地があちこちに見られる。

 さらに、耕作放棄地は、不動産業者が所有している場合もあり、草を刈って保全することもなくシカやイノシシの隠れ家になっている。
 
 市役所の人や農協の人を交えての懇談会であった。どの地域でも、農家の担い手不足でなやんでいるとのことだった。

 政府がコメを買い上げる値段が上がらない限り、若い人が農業に参加するのはむずかしいことだ。農業だけで若い人が生活できないのに、担い手不足の問題の解決はむずかしいなどの意見が出た。

 結局、私には、農家の不満を隣近所の人と話すだけで、具体的に今後の農業のことを考えるヒントが得られるような、希望の持てる懇談会とは思えなかった。

 これから、自分の田畑の担い手のことを考えなければいけないことも再確認した懇談会となった。

#ふるさとを語ろう
 
 


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