見出し画像

#340 農地での共同作業

 先日地区の集会所で、これからの地域の農業を考える会に参加した。私の村も、農業に携わっている人の高齢化や次世代の担い手不足が問題になっている。

 いずれ、耕作放棄地が拡大することが明らかだ。会に参加してそれぞれの家の悩みも聞くことができた。『自分の代は、先祖からの土地を守る。』『子供たちは、家から出て独立して生活している。いまは、自分ができなくなった時の、将来のことは考えていない。』という人が多かった。

 農業の懇談会が終わってしばらくして、私の隣の畑の佐藤さんと話をした。佐藤さんは、大阪から移住し、意欲的に無農薬栽培に取り組んでいる。
農業をはじめて三年目になった、佐藤さんには今年は米つくりがしたいという希望もあった。そこで、とりあえず今年の一年間は『私の田んぼを共同で耕作すること。』や『保全地になっていた畑も共同で耕作すること。』や『果樹園での作業や収穫も共同でする。』こと等を話し合って、お互いに納得して決まった。佐藤さんは、畑ではスイカやメロンなど、果樹ではおいしいミカンを作りたいなどと意欲的だ。

 最近、農作業をした時に、私は何度か腰痛になり病院に行った。コロナに感染したこともあり、私は、農作業の維持の難しさを痛感した。あと何年かは農業を続けていくことはできるだろう。しかし、その後高齢になって農作業ができなくなった時、どのように農地を保全するか、今の私には大きな課題となっている。

 農業に意欲的な人と具体的に今年から共同で作業できることになった。楽しく共同で農業することが今年の課題となった。

#ふるさとを語ろう

この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?